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『外務省に告ぐ』(その13)

2016年08月28日 | O60→70(オーバー70歳)
【339ページ】
結局、米艦への体当たりに成功した特攻機は1機もなかった。全機が撃ち落とされた。しかし、米軍は明らかに虚をつかれ、あわてふためいた。辺野古崎周辺は、大日本帝国最後の特攻隊が散華した場でもあるのだ。
【340~341ページ】
母は、戦後、プロテスタント教会で洗礼を受け、キリスト教徒になった。政治的には非武装中立を掲げる日本社会党の熱心な支持者になった。同時に、母は靖国神社にも参拝している。母とともに石部隊の軍属であったすぐ上の姉が、戦死し(享年19)、英霊として靖国神社に祀られているからだ。母はあの戦争での体験を踏まえ、日本国家とヤマトゥンチュ(沖縄出身者以外の日本人)に対する二律背反的な感情をあえて整理しないことに決めたようだ。

[ken] 沖縄では、普天間基地の辺野古移設が強行されようとしています。私は平和活動の一環として、5年前に辺野古海岸を行進しましたが、「大日本帝国最後の特攻隊が散華した場」であったことは知りませんでした。340~341ページに、佐藤優氏のお母さんが「非武装中立を掲げる日本社会党の熱心な支持者」と書かれていました。私は、自分なりに正しいと信じ、15年間ほど日本社会党の党員として活動したことがあります。その動機を振り返ってみると、熱心な支持者とは言えなかったのかな、という反省と後悔が残っています。(つづく)
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