《岡本文弥》1989年12月4日
【229~230ページ】
米朝 ちょっと失礼して、私、たばこを吸わせていただきます。師匠は昔からお上がりになりませんか。
文弥 たばこは味知らずです。
米朝 お酒は。
文弥 酒も味知らず、おやじは大変な酒飲みでしたけどね。それから、おふくろも、これは長煙管で、刻みね。私も、中学の時にたばこを一度ちょっと吸ったことがあるけど、おいしくないので、そのまんま、もう吸ったことありません。
米朝 へぇー。まあそら。のどを使うお商売ですから。
[ken] 対談された時期は1989年なので、米朝さんが愛飲していたたばこは30本入りの「ミニスター」ですね。米朝さんはテレビのインタビュー等で、ミニスターを手に「たばこはこれですわ、ずっと」と語っていましたが、2008年2月をもって販売が終了となりました。それから昨年3月にご逝去されるまで、どんな銘柄をお吸いになっていたは存じませんが、ミニスターをとても気に入ってことは強い印象として残っています。(つづく)
【229~230ページ】
米朝 ちょっと失礼して、私、たばこを吸わせていただきます。師匠は昔からお上がりになりませんか。
文弥 たばこは味知らずです。
米朝 お酒は。
文弥 酒も味知らず、おやじは大変な酒飲みでしたけどね。それから、おふくろも、これは長煙管で、刻みね。私も、中学の時にたばこを一度ちょっと吸ったことがあるけど、おいしくないので、そのまんま、もう吸ったことありません。
米朝 へぇー。まあそら。のどを使うお商売ですから。
[ken] 対談された時期は1989年なので、米朝さんが愛飲していたたばこは30本入りの「ミニスター」ですね。米朝さんはテレビのインタビュー等で、ミニスターを手に「たばこはこれですわ、ずっと」と語っていましたが、2008年2月をもって販売が終了となりました。それから昨年3月にご逝去されるまで、どんな銘柄をお吸いになっていたは存じませんが、ミニスターをとても気に入ってことは強い印象として残っています。(つづく)
《Fumiya Okamoto》 4 December 1989.
[pp. 229-230].
Beicho Excuse me for a moment, I would like to smoke a cigarette.
Have you not been smoking for a long time, Master?
Fumiya Tobacco has no taste.
Beicho: And sake?
Fumiya I don't know the taste of sake either, although my father was a great drinker.
My mother also had a long smoking pipe, which she chopped up.
I also smoked a cigarette once when I was in junior high school, but it didn't taste good, so I never smoked again.
Beicho: Wow. Well, there you go. It's a business that uses the throat.
[ken] Since the interview took place in 1989, the cigarettes that Katsura Beicho smoked were the 'Mini-Star' cigarettes in packs of 30.
In TV interviews, Beicho said, "This is the cigarette I've always used" with MiniStar in his hand, but sales ended in February 2008.
I don't know what brand he smoked from then until his death in March last year, but I have a strong impression that he liked Ministar very much. (continued)