WHOについては、権威ある国際機関として知られていますが、昨今は新型コロナウイルス感染対策をめぐり、米中対立の舞台になるほど、公表されるデータ等への問題点も指摘されています。喫煙により何人死亡しているとか、日本では受動喫煙で年間1万5千人が亡くなっているなどの数値について、私は疑問を持っています。
世界的な「喫煙と健康問題」についての影響力も甚大ですし、WHOの勧告やデータが、日本の健康増進法を形作る上での法的根拠になっています。結論を後付けするようなデータが少なくないと、私は受け止めています。4月23日の朝日新聞には、次のような記事が掲載されていました。
《世界保健機関(WHO)の「たばこユーザーのための禁煙ガイド」によれば、肺の機能は禁煙して2〜12週間で高まる。田淵さん(大阪がんセンター)は「ニコチンは禁煙の1週間後には体内から消え、免疫力の回復も期待できる。たばこをやめることはいろいろな利点があるが、新型コロナウイルス感染症の重症化予防に限っても、やって遅すぎることはありません」と話す》
私は今、たまたまたばこを吸わなくなった時期と新型コロナウイルス感染拡大が重なっただけで、たばこに害があるからやめているわけではありません。3ヶ月が過ぎようとしていますが、良かったなぁと思えるのは、「吸い殻の始末をしなくていい」と「3品(たばこ、ライター、携帯灰皿)を持ち歩かなくていい」ことぐらいです。