ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

私の最初の文庫本は~ほんじょの虫干

2009-10-21 00:15:16 | 本の少し


時として、探している本を見つけると、それだけで幸せな、いや得した気分になり、
即買ってしまう。・・・・・この本もずばりそれ。

女優の「本上まなみ」が書いた、かわいいエッセイと探していたが
三軒の大型店でも無かったのが、偶然出会った。

内容は、本の紹介はちょっぴり。・・・日頃のことを、日記風に綴っている。
そのなかで、おとなのものだなぁと思えること、
文庫本への初挑戦はいつ、初購入の本は何かと。

私の場合は何だったかと、本棚を探ってみると・・・・・。

本棚の裏側から一番、古そうな本、あったあった。

北杜夫の「どうとるマンボウ昆虫記」・・・・・新潮文庫
昭和41年7月30日 、二刷・価格はなんと、100円。

もちろん、カラーのカバーは無く、裸の本にパラフィン紙が巻かれている。
昔の文庫本は、ああ、みんなこんな形でした。
二回の引越しでも、処分せずに、45年も連れているのは
この本だけはと、特別大事にしてきた証拠。

この本の裏の本の紹介に、印がついていて読んだと思える作家は、
石坂洋次郎、夏目漱石、森鴎外、志賀直哉、井伏鱒二そして北杜夫。
いやはや、真面目な本ばかりですな・・・・・。

まあ、この「昆虫記」、今まで読み返した回数は、優に20回は超えている。
今回、更に回数を伸ばそうと、若き青春時代を顧みて、
もういちど、読んでみようと、枕元に置きあした。


ほんじょの虫干。 (新潮文庫)
本上 まなみ
新潮社

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