ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

夜中にジャムを煮る~平松洋子

2012-01-26 06:48:18 | 本の少し
夜中にジャムを煮る (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社




食べたくない日は、煮干しを齧る、・・・・・そんな料理本があるとは。

食べたくない度合いにもいろいろあって、その処方箋は二つ。
一、舐める。(食べる気がないので舐めるだけ)
二、齧る。 (食べる気はないが、齧るだけ)

舐めるでは、ジャム、蜂蜜、練乳
齧るでは、煮干し。・・うま味、塩味、苦み、えぐみ、甘み。噛めば噛むほどジワリと
深い充実感が訪れる。
あとくるみ、ピスタチオ、アーモンド、ピーナッツのナッツ類、こりこり、かりかり
小刻みに噛めば、頭に、骨に弾みが響く。

このほかの章は、読めば読むほど、料理を作りたくなり休みの日には困ったもので、
ごはん一つでも、電気炊飯器に頼るのではなく、火加減を塩梅しながら炊いてみようと。

早速、先週の日曜日、わたくし目が炊飯鍋を使って、美味しいほかほかごはんに挑戦。、
(今回、土鍋ではなく大阪ガスで貰った炊飯鍋で)
「初めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもふたとるな」、上蓋がガラスなので、
ごはんが炊けるのを見たのは初めて、食べてみて、美味い、旨い、甘味がある。

これは、はまりますな・・・・。

そして、韓国のところでは、手でちぎり、手で混ぜる、手で和える、自分の手、自分の指が頼りだと。
日本でも、母親に握ってもらったおにぎりがおいしい様に、「手の味」というのが
あるようですと。

カラー写真で、こんなものを食べてきた、では、6歳の時の「チキンライス」
15歳の時の「ちらしずし」、18歳の時の「鶏のトマト煮」・・・・ほんと小さい時に食べたもの
で懐かしいものはありますな。・・・・・私の場合は「おじいちゃんシチュー」に「肉の佃煮」
「おかずは無いけれど、案外旨かった玉子とおかかの弁当」
これらは、時々懐かしさで、未だに作っているメニューでおます。

糖尿にならぬよう、量より質を目指しての食事をしたいもんですが・・・。

電気炊飯器に頼らず、ごはんを炊けただけでも、価値ある本でおましたで。



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