一、桂弥太郎・・・・・・・・・・「寿限無」
初めての出会いと思いきや、調べてみると3回目。
口調は、どこか江戸風の「寿限無」
上手なのか下手なのか、落ち着きはらった、おっとり感が持ち味か。
どんな風に化けるのか、想像がつかない愉しみな落語家さんですな。
オチは、寿限無が大人になって、なぜ2階住んでいるのかと聞かれて
「表札があまりにも長いので・・・」でおました。
二、桂南天・・・・・・・・・・・・「かぜうどん」
うどん屋と酔っ払いの絡み、最高。
こんな二人が愉しんでいる隣で私もうどんを啜りたくなる“夜泣きのうどん屋”
“うどん”それも讃岐うどんではなく、ズルズルと啜ることのできる
こしのないうどんが食べたくなりましたな。
三、桂佐ん吉・・・・・・・・・・「稽古屋」
聴きなれた、小文枝さんの「稽古屋」とは随所で違いが・・・。
一番は踊りのお稽古のところがいたって丁寧に。
佐ん吉さん、踊り姿、艶やかというより、まだ硬さがあって
ぎこちなさが漂う。
踊る姿が艶やかになったとき、佐ん吉は本格的噺家になってるんでしょうな。
四、桂南天・・・・・・・・・・・・「幸助餅」
南天さんの「幸助餅」聴けるなんて、ラッキー。
でも、団朝さんあたりだともっと泣かせてくれるのに、
そこまで湿っぽくならないのは、やはり南天さんのキャラか。
どこかで、“ニタッ”と笑ったり“チョッカイ”の科白を入れたりして、
南天味の薬味をいれはるのに・・・・。
ネタがネタだけにいたってオーソドックスに、それが南天さんも私たちも
過度の緊張感で続く、息抜きのない南天さん落語・・・それが逆に薄味に。
大好きな南天さんだけに、期待が大きく、
改めて南天さんに何を求めているのか、
自問自答した「幸助餅」でおました。
道頓堀太郎寄席~南天の会~
2014年2月25日(火)午後7:00開演
道頓堀ZAZA
一、桂弥太郎・・・・・・・・・・「寿限無」
二、桂南天・・・・・・・・・・・・「かぜうどん」
三、桂佐ん吉・・・・・・・・・・「稽古屋」
四、桂南天・・・・・・・・・・・・「幸助餅」
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