![]() | 人生に座右の銘はいらない |
クリエーター情報なし | |
朝日新聞出版 |
☆☆☆
“読書ログ”の中で、ata-chuさんが読書レビューで紹介されていて
気になっていた本だが、図書館で発見、早速借りて読んでみたが・・。
松尾スズキさんが、自身のメルマガ「松尾スズキののっぴきまらない日常」の
人生相談コーナーにおいて、悩める老若男女にお答えしたもの。
斬新、「人生に座右の銘はいらない」と題しながら、
一つひとつの答の最後には、太字でそれらしき言葉が・・・・。
「働くこと」
特別な才能もやる気のない若者が生き残るには、
「成長することの苦痛」を受け入れることしかありません。
50歳でフワフワしています。
転職って何なんでしょう?
こちらが聞きたいものです。
貯金がなくなったら、自殺する前にホームレスという道もあります。
知恵をふりしぼってください。
「人づきあい」
「嘘でしょ!」って言われるまで、嘘ついて、
限界だと思ったら「バレたか!」って言いましょう。
子どもとどういう人間関係を築けるか、すべては親の責任。
子どもが思い悩む必要はないんです。
「生きざま」
命は長すぎます。敵は退屈です。
人生とは、死に物狂いで暇をつぶすことだと思っています。
まずは仕送りを止めて、もっと自分を追い込みましょう。
背水の陣は思わぬ力が出ます。
「恋だの愛だの」
話が合わない=幻想を共有できなくなった、ということ。
その先は・・・・・・・・それぞれです。
いっそ既婚者に遊ばれてみれば、男のしょうもなさもわかって、
理想も下げられるかもしれません。
「表現」
飽きたら自分の専門以外にチャレンジして、
別の脳を刺激するのがいいんじゃないでしょうか。
チャレンジして後戻りすることも、まだ可能です。
好きなことで、食えるのも食えないのも人生です。
厚かましくも皆さん良い回答をください・・・と。
すべてが、一休さんの頓智並みの無茶ぶりの相談ばかり、
でも、一見突き放す様な回答の中に、
生きるということがいかに大事なことかを説いています。
回答を先にあげましたが、
さて、どんな相談だったか、皆さんお考えください。
人生相談っていうと、昔、あった、融紅鸞さんの
「あんさん、別れなはれ」というのを思いだしますな。
いろいろ思い悩むぐらいなら、前へ一歩踏みだすことが大事ですな。
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