第6回・・・・・昨年5月から始まった鶴二さんの道頓堀落語会。
一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「宿替え」
この前、喬介さんの「宿替え」聞いたばかり、やっぱり同じ、今日聴いて
喬介さんの「宿替え」鶴二さんが稽古つけたの間違いなしと確信。
鶴二さんの「宿替え」聴いてたら、
このおやっさん、ほんま嫁さんに惚れてますな。
仲の良い夫婦が宿替えしてきたこの長屋、
さぞ賑やかになることでっしゃろな。
二、笑福亭呂好・・・・・・・・・「天王寺詣り」
ネタおろしの時聴きましたが、数段の出来ばえ
やっぱり回を重ねるごとに、噺がまとまっていくんですな・・・
よく落語家さんが言う、腹に入るということか・・・。
噺と今の天王寺さん、同じなのか違うのか確かめに呂好さん
実際に天王寺さんへお伺いしたとか・・・。
トリイの下の蛙の彫物は雨風に打たれて、円くなった石があるだけ、
境内の建物も有るものも無いものもあるらしい。
でもこの噺、天王寺名所巡りともいうべき、当時のガイドブックみたいなもの
これから呂好さん、回を重ねる度に、
縁日もふくめて、天王寺さんの御彼岸の大勢で賑わう雰囲気が
ドンドンでてくるんでしょうな。
「時うどん」や「かぜうどん」を聞くとうどんが食べたくなるように、
「天王寺詣り」を聞いて、行ってみたくなったら本物ですな。
三、岸本栄一&鶴二・・・・・・「ギター演奏と対談」
岸本先生のギター。
二曲目に、辻さんのリクエストで、ザ・バンドのバンドの「ラスト・ワルツ」と
いたってマイナーの曲を演奏・・・。
そして途中、生徒である鶴二さんが私服で登場。
「大きな掛け時計」を演奏。
失礼ながら、真剣であればあるほど、緊張感がこちらまで伝わる。
一番後だったので、思わず席を立ちあがって
ギターを弾く手元を直視してしまいましたが・・・
まるで、小学校の学芸会で我が子を見てドキドキしたのを思いだしましたな。
落語会の中での色物的扱いですが、
岸本栄一先生のギター演奏はいたって真面目なコーナーでおました。
四、桂治門・・・・・・・・・「二人癖」
「さっき、松っちゃんと、癖の直しあいしようと、お互いの口癖の
“つまらん”と“のめる”を言うたら、一円払うという約束したので、
松ちゃんに、“つまらん”と言わせたいので、何か良い方法ありませんか」
最初に二人のやりとりでお互いあんまりええ癖でないから止めようという
ところを飛ばして、いきなり隠居さんのところから始まる。
時間がないから割愛したのかと思ったら、春雨さんに稽古をつけて貰ったときから、
この形でコンパクト。そぎ落とした形でシンプルに・・・。
笑いを煮詰めた濃縮版も良し、仕込があってののんびり版も良し。
時と場合とお客様によって、会場の雰囲気というのがあるようで・・・。
臨機応変・・・
東京での定席などではサゲまでいかずに途中で降りる事もしばしば、
結構自由みたいですな・・・・。
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「小倉船」
十数年ぶりに演った噺。
今年の独演会にかける演目の一つとか・・・。
小倉船、別名「竜宮界竜の都」という海の底へ向って、
乙姫さんの竜宮城へ。
そこで、浦島太郎と間違われていると、ホンモノがでてきて大騒動。
金になると珊瑚を持って帰ろうとしていると、竜宮の代官との立ち回り
踊りの素性がある鶴二さん、大立ち回りの仕草がかっこいい。
先程の「天王寺詣り」ではないですが、そんなあほなぁと思いながら、
海の底への小旅行でおました・・・。
今年の独演会は・・・・・
第16回・笑福亭鶴二独演会
2014年9月21日(日)
国立文楽劇場
笑福亭鶴二道頓堀落語会・vol 6
2014年3月7日(金)午後7:00開演
道頓堀ZAZA
一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「宿替え」
二、笑福亭呂好・・・・・・・・・「天王寺詣り」
仲入り
三、岸本栄一&鶴二・・・・・・「ギター演奏と対談」
四、桂治門・・・・・・・・・・・・・「二人癖」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「小倉船」
14-09-42
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