![]() | 間抜けの構造 (新潮新書) |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
☆☆☆
“間”、「間抜けに貴賤なし」、「間の良いやつ」「間の悪いやつ」。
モノとモノの間、ヒトとヒトの間、ハナシとハナシの間、と
お笑いを制したたけしさんが“間”について語る。
でも、「床の間」や「茶の間」といった空間を大切にし、
「間に合う」「間尺に合わない」という慣用句もある。
駄じゃれ一つ言うにしても、“間”を外せば、さぶーという結果。
笑いに長けた。たけしさんが、“間”を制するものは“笑い”を制す、と
漫才の“間”について、じっくり解説。
そして、落語の“間”について、あれこれ語ってる中で、
あれーっつと思った箇所が、一つ・・・
落語と漫才とは全然違うものだと、一番は客によって“間”を変える
ということを、あまりしないというくだり
でも、三代目春団治さんの「祝いのし」でも、一言一句違わないのに、
時間が2~3分違うことはザラにある。
やはり、お客様の“笑い”があればあるほど、次の科白への“間”を待つらしい。
たけしさんは、“笑い待ち”という“間”があるといっているが、
落語では名人になればなるほど、その尺(寸法)は変わらないと・・・・。
でも、それって、名人ということで、客が噺家の“間”に合わせているだけでは・・、
落語もライブ感が一番、噺家と観客との“間”はどんな芸にも活きていますな。
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