ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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昭和元禄落語心中・七巻~雲田はるこ

2015-03-24 07:07:49 | 本の少し
昭和元禄落語心中(7) (KCx)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

話は真打になった、三代目有楽亭助六(通称、与太郎)が売れっ子人気噺家に。

助六が結婚した、小夏は三味線の囃子方に。

息子の新之助は、生意気と無邪気さを持ちあわせた、落語大好き、子供に。

一気に助六の周りが、落語だらけにな、ってまわりだす。

ある日、師匠の有楽亭八雲から、二月後にかぶき座で親子会を演ろうと、

師匠から出された演目が「居残り(佐平次)」。


当日は、助六「錦の袈裟」、八雲「反魂香」、助六「居残り」、八雲「品川心中」。

本当にあれば、是非聴いてみたい落語会ですな。

でも、師匠の八雲が「反魂香」を演じ終わったところで、倒れてしまう。


師匠が救急車で運ばれたあと、居残りで落語をする助六。

佐平次になりきった、無我、無欲の高座。


師匠の容体と今後の落語を心配する中、

第八巻の予告とも云える、
先代の助六さんの「芝浜」の撮影フィルムが見つかったと。


人間模様から落語の真髄へ戻った「昭和元禄落語心中」は、
更に、おもしろくなってきましたな。


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