第121回・和泉ワンコイン寄席
いつもの席から、一番太鼓前の高座。
一、旭堂南舟・・・・・・・・・「那須余一 扇の的」
今回で、このワンコイン寄席へは4回目か6回目だと。
頼りなさそうな小さな声と自信の無い様な表情の南舟さん、
一度、講談に入ると、大きな声で、滑舌もしっかりと・・・・。
落語でも、良くあります、マクラでふにゃふにゃ話しているのに、
落語に入ると、しっかり、別人の如く喋る人。
逆もありますな、マクラはおもしろいのに、落語に入るとさっぱりの人。
やはり、両方面白い方が最高でおます。
那須の与一ではなく、那須の余一、だと、これだけでも賢くなりました
旭堂南舟さんの「那須余一 扇の的」でおました。
二、笑福亭伯枝・・・・・・・「替り目」
今週、亡くなられた米朝師匠のお話を、直接ではないが、
米朝さんの形で覚えた噺をと・・・「替り目」を・・・・。
そういえば、笑福亭で「替り目」を聴いたことがあるのは、
松喬さん、鶴二さん、瓶太さん、由瓶さんの四人だけ・・・。
でも、こないぐでんぐでんに酔っている「替り目」は初めて。
酔いっぷりと声の大きさは、松鶴さんが乗り移ったようで、
悪酔いたっぷりの「替り目」・・・・
でもおでん屋へは、女房が「おでん屋が開いてる」と思いだし
「しかたがない」と言いながらも自ら行って欲しいですな。
「替り目」は夫婦愛がキモですな。
三、桂春雨・・・・・・・・・・・「猿後家」
いつものマクラ、ダイエットのし過ぎか、低血圧で栄養失調、寸前の春雨さん。
でも、噺は「猿後家」、はんなりとしていて、粋さたっぷり。
今回が初めてなのに、前に春雨さんで聴いたことがあると思うのは
やはり、噺が春雨さんのニンにはまってるんでしょうな。
師匠十八番の粋な「皿屋敷」「親子茶屋」「高尾」なんぞ、
是非、春雨さんで聴いてみたくなりましたで・・・・。
第121回・和泉ワンコイン寄席
2015年3月21日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ3階 和室
一、旭堂南舟・・・・・・・・・「那須余一 扇の的」
二、笑福亭伯枝・・・・・・・「替り目」
三、桂春雨・・・・・・・・・・・「猿後家」
次の第122回・和泉ワンコイン寄席は、
2015年4月18日(土)午後2:30開演
松五さん、達瓶さん、伯枝さんの、ご三方の出演です。
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