アーバン寄席in堺筋本町
会社から歩いて3分の落語会。
7時半開演で、9時には終演、
働く人には、時間的にはピッタリの落語会。
仕事帰りのお客さま、ほぼ満席。
一、林家染八・・・・・・・「ちしゃ医者」
染八さんの、でてくるなりの「今日初めて落語を聞く方どれぐらい居られますか」の
問いかけに、手を挙げた方は四、五人。
まあ、それではと始めたのが「ちしゃ医者」、ししババネタの上方落語でも、
まれにみる汚い噺・・・・・初めて聞く落語が「ちしゃ医者」とは記念すべきデビューですな。
でも、若手ながら、「ちしゃ医者」を演づるとは、
染八さん、頼もしい限りですな・・・・・・・・“タッポン”。
二、桂雀太・・・・・・・・・「代書」
今日の落語会、雀太さんの「代書」、この一席で価値あり。
「代書(代書屋)」には、三つのパターンがあると思いますが、
一つは、三代目春団治さんの十八番「代書屋」、何度聴いてもおもしくてそれでいて端正。
二つ目は、米朝さんの、千朝さん、米団治さんらが演られる履歴書の後に、
老人が結納の受け取りをお願いに、そのあと韓国の方の「渡航証明書」のお客さん。
最後に老人の家のお手伝いさんがやって来るフルバージョンタイプ。
そして、三つ目が枝雀さんの「松本留五郎」、・・・「セイネン ガッピ」、「留ェ~」が
炸裂するパターン・・・雀々さんが。
四つ目の「代書」登場か・・・・もちろん、雀太さん、師匠の枝雀さんの形なんですが、
なぜか骨太で、笑福亭がすれば、こんな形になるのではと・・・・。
おもしろい、噺って、この様に練られて練られて、進化していくんですな。
三、桂あやめ・・・・・・・「妙齢女子の微妙なところ」
あやめさんの、OL、やおばさんの、飲み会、井戸端会議の会話がそのまま落語に。
客席は、仕事帰りなんですが、お近くにお住みの老夫婦も居られ、年代層は高そう
ということで、妙齢女子とはちと、かけ離れてるような・・・。
微妙な反応、笑いで、おましたな。
アーバン寄席in堺筋本町
2018年9月25日(火)午後7時30分開演
堺筋本町・ビジネスプラザおおさか
一、林家染八・・・・・・・「ちしゃ医者」
二、桂雀太・・・・・・・・・「代書」
三、桂あやめ・・・・・・・「妙齢女子の微妙なところ」
三味線・・・・花登益子 太鼓・・・・桂治門
隔月ごとに、梅田と堺筋本町で交互に開催。
梅田は無理ですが、本町は都合つけて参加したいですな。
次回
アーバン寄席 in 梅田 RAKUGO SHIP
2018年10月16日(火)午後7:30開演
笑福亭銀瓶、桂阿か枝、笑福亭大智
次々回
アーバン寄席 in 堺筋本町 RAKUGO BANK
2018年11月29日(火)午後7:30開演
桂小春団治、桂しん吉、桂治門