アーバン寄席in堺筋本町
良かったですな、九雀さんの「茶の湯」。
思い出せば、九雀さんの落語で、ハズレは無いですな。
一、月亭秀都・・・・・・・「鉄砲勇助」
文都さんのお弟子さんで、兄弟子に天使さん、立派な一門ですな。
入門5年目らしいですが、初めての出会い。
声も大きく元気よく、マクラもこなれた感じですが、
聞き取り難いのか、スッキリと伝わってこないのは残念・・・・。
と言いながら、失礼したのはこちら。
仕事帰りの落語会は、いつも座って最初の出囃子がなって出てくると、
ようやく始まるという安心感でウトウト・・・・。
秀都さんの「鉄砲勇助」も、猪の腹が割れて小さな猪が十六匹。
猪、十六までは意識ありですが、あとは・・・「半ばですが、・・・・・・」の
高座を降りられるまで、空白、ほんと失礼致しました。
嫁さん曰く、「前座さんのドキドキ、ヒヤヒヤ、は寝れないけれど、
上手い人のはリズムが良いのか、眠り易いわ」と・・・・・、
ということは、良かったんですな。
二、笑福亭生寿・・・・・「七段目」
生寿さんは、久しぶりですが、一段とパワーアップ。
師匠の生喬さんとダブルところも多く、ますます師弟関係が濃縮になるんですな。
「七段目」、歌舞伎の見得を切るところなんぞなかなか、顔に隈取が浮かんでくる
お軽と兄の平右衛門の絡みも素敵で、吉坊ではないが、歌舞伎、芸事の好き具合が
パロディといえども、深みを増しますな。
久しぶりの生寿さん、感激の一席でおました。
三、桂九雀・・・・・・・・・「茶の湯」
続いて、最高に良かったですな。九雀さんの「茶の湯」。
古典を継承しながら、モダンに味付け。
スマートに笑いのエッセンスを加えていく。
江戸の古めかしい情景は浮かばないが、登場人物がイキイキと活動。
笑いが、今目の前で実現、シャープに落語の世界に誘う。
なんとも言えぬ、九雀さんの落語の世界。
今迄聴いているいる古典名作が、すべてリフォームされる、
リフォームの達人、九雀さん、次々他の噺も聴きたくなりますな。
アーバン寄席in堺筋本町
2019年Ⅰ月31日(木)午後7:30開演
ビジネスプラザおおさか
一、月亭秀都・・・・・・・「鉄砲勇助」
二、笑福亭生寿・・・・・「七段目」
三、桂九雀・・・・・・・・・「茶の湯」
2019年Ⅰ月31日(木)午後7:30開演
ビジネスプラザおおさか
一、月亭秀都・・・・・・・「鉄砲勇助」
二、笑福亭生寿・・・・・「七段目」
三、桂九雀・・・・・・・・・「茶の湯」