第10回・質屋寄席
久しぶりの質屋寄席、なんとも興味ある落語家さんばかり。
心斎橋まで足を伸ばして、行きまっせ。
大阪質屋協同組合ビル
文字通り高い、高座でどの席からも見易い。
一、笑福亭智丸・・・・・・・「転失気」
智丸さんの前に主催者を代表して、質屋協同組合の福理事さんの挨拶。
実は、智丸さんの実のお父様・・・・実家は天満の方の老舗の質屋さんとか。
それで、我が子を抜擢とは、やりますな。
そういえば、智丸さん、華紋さん、雀太さん、の紹介
皆さん今や上方落語を背負ってでる期待のホープ
でも今や、智丸さん実力共に、乗っていますな。
本日はの十八番ともいうべき「転失気」、いつもながらのどっしりとした出来栄え。
「質に置いても流れんように」、いつか智丸さんで「遊山船」を聴く日が来るのを
楽しみにしています・・・・。
二、桂華紋・・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」
これも、華紋さんの十八番「ふぐ鍋」、師匠の十八番、
上手いの一言・・・・嫌味がなくさらりとしながら、滋味のある味。
師匠のよいとこ、盗んでいますな。
これからも、師匠の十八番どんどん吸収して聞かして欲しいもんですな。
三、桂雀太・・・・・・・・・・・「代書」
今や、「代書」といえば、雀太さん。
三代目、枝雀さん亡き後、「代書」の新しい形として伝わっていくのでは、
それにしては、ちょいと個性的過ぎるかも・・・・。
でも、落語の原点、漫画チックでバカバカしくって、腹から笑える噺。
この頃、減りましたな・・・・、上手い落語、よりも笑える落語。
どんどん、増えていって欲しいですな。
四、京山幸太・・・・・・・・・「四代目横綱谷風・少年時代」
パンフレット見た時、一瞬女性かと、出てきたときも半信半疑。
喋りだすと太い声で、男だと・・・・今、丁度声をつぶしていてお聴き苦しいので
お許しを、と。
噺は、力士伝から、谷風の一席。
喉が痛そうで、声が出ず、節回しもできず、浪曲のたのしさが半減。
啖呵の部分も良いが、やはり曲師の三味線に乗っての歌、節回し。
次回の時は、体調よき時に出会いたいもんですな。
五、桂坊枝・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
第10回・質屋寄席
2019年3月10日(日)午後2時開演
心斎橋・大質ビル5階
一、笑福亭智丸・・・・・・・「転失気」
二、桂華紋・・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」
三、桂雀太・・・・・・・・・・・「代書」
四、京山幸太・・・・・・・・・「四代目横綱谷風・少年時代」
五、桂坊枝・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
曲師・・・一風亭初月