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岸城歌会に参加するようになって、会の皆さんの歌が高尚すぎてわからぬ言葉に多く出会い、この頃読みだしたのが、歳時記に関する本。
この本も、七十二の季節と旬を楽しむと、「二十四節気」と「七十二候」に分けて、そのさかな、やさい、くだもの、たのしみ、などを写真とともに紹介。季節感をあじわうには、もってこいでおますな。
覚書として、長ったらしくなりますが、七十二候だけ記しておきます。
【立春】1・東風解凍(はるかぜこおりをとく)、2・黄鶯睍睆(うぐいすなく)、3・魚上氷(うおこおりいずる)、【雨水】4・土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)、5・霞始靆(かすみはじめてたなびく)、6・草木萌動(そうもくめばえいずる)、【啓蟄】7・蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)、8・桃始笑(ももはじめてさく)、9・菜虫化蝶(ななしちょうとなる)、【春分】10・雀始巣(すずめはじめてすくう)、11・桜始開(さくらはじめてひらく)、12・雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっする)、【清明】13・玄鳥至(つばめきたる)、14・鴻鴈北(こうがんかえる)、15・虹始見(にじはじめてあらわる)、【穀雨】16・葭始生(あしはじめてしょうず)、17・霜止出苗(しもやんでなえいずる)、18・牡丹華(ぼたんはなさく)、【立春】19・蛙始鳴(かわずはじめてなく)、20・蚯蚓出(みみずいずる)、21・竹笋出(たけのこしょうず)、【小満】22・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)、23・紅花栄(べにばなさく)、24・麦秋至(むぎのときいたる)、【芒種】25・蟷螂生(かまきりしょうず)、26・腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)、27・梅子黄(うめのみきばむ)、【夏至】28・乃東枯(なつかれくさかるる)、29・菖蒲華(あやめさく)、30・半夏生(はんげしょう)、【小夏】31・温風至(あつかぜいたる)、32・蓮始開(はすはじめてひらく)、33・鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)、【大暑】34・桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)、35・土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)、36・大雨時行(たいうときどきふる)、【立春】37・涼風至(すずかぜいたる)、38・寒蝉鳴(ひぐらしなく)、39・蒙霧升降(ふかきりまとう)、【処暑】40・綿柎開(わたのはなしべひらく)、41・天地始粛(てんちはじめてさむし)、42・禾乃登(こくものすなわちみのる)、【白露】43・草露白(くさつゆしろし)、44・鶺鴒鳴(せきれいなく)、45・玄鳥去(つばめさる)、【春分】46・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)、47・蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)、48・水始涸(みずはじめてかる)、【寒露】49・鴻鴈北来(こうがんきたる)、50・菊花開(きくはなひらく)、51・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)、【霜降】52・霜始降(しもはじめふる)、53・霎時施(こさめときどきふる)、54・楓蔦黄(もみじつたきばみ)、【立冬】55・山茶始開(つばきはじめてひらく)、56・地始凍(ちはじめてこおる)、57・金盞香(きんせんさく)、【小雪】58・虹蔵不見(にじかくれてみえず)、59・朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)、60・橘始黄(たちばなはじめてきばむ)、【大雪】61・閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)、62・熊蟄穴(くまあなこもる)、63・鱖魚群(さけのうおむらがる)、【夏至】64・乃東生(なつかれくさしょうず)、65・麋角解(さわしかのつのおつる)、66・雪下出麦(ゆきわたりてむぎいずる)、【小寒】67・芹乃栄(せりすなわちさかう)、68・水泉動(しみずあたたかをふくむ)、69・雉始雊(きじはじめてなく)、【大寒】70・款冬華(ふきのはなさく)、71・水沢腹堅(さわのみずこおりつめる)、72・雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)
