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明石家さんまさんのヒストリー、それも1982年~1985年の三年間ですが、今のさんまさんが鍛えられた濃縮の奮闘の記録。
この間に、「雑談」を「芸」に昇華。「MBSヤングタウン」ではレギュラーメンバーと、「花の駐在さん」とは月亭八方さんと、「ヤングプラザ」では島田紳助さんと、「オレたちひょうきん族」とは楽屋の場でビートたけしと、「いただきます」では小堺一機さんと「笑っていいとも」ではタモリさんと、あらゆる場所で雑談を交わし、その笑いを自らの血と肉に変えていく。
果敢な挑戦を経て、自分の才能を最大限に発揮できる芸で大勝負に出る。
この四年間を本人は「生きてるだけで丸もうけ」と胸に刻む。