天満天神繁昌亭・昼席~2024.05.09
今週は、吉坊さんの繁昌亭大賞受賞記念ウィークで繁昌亭へ。
皆さんなかなかの熱演、吉坊さんは「狐芝居」、良かったですな。
石段の出囃子が鳴って、遊真さんが登場したのに中央の40人の席がごそっと空席。記念の落語会なのに、祝いに水を差すようで残念。途中で眞さんの出囃子を伸ばしながらザワザワと入ってきたのは落語なんぞにいたって興味のない女学生の団体さん。迷惑かけているのに、意に関するなくダラダラとどこに座るのと立ちすくむお嬢さんたち・・違和感感じましたな。
一、月亭遊真・・「真田小僧」
さっぱりと勢いで語る遊真さんの「真田小僧」。若手の落語家さん、清々しいですね。
二、露の眞・・・「松竹梅」
出番に客席のざわつきがおさまるまで待たされた眞さん。初めて聞く「松竹梅」。珍しい噺、眞さん、ありがとうございます。
三、桂佐ん吉・・「時うどん」
「時うどん」の出来不出来の違いは、うどんの食べっぷりでしょうな。
佐ん吉さん、最高に上手。どれだけ美味しそうに食べられるか。うどん好きの私にはたまりませんな。
四、ナオユキ・・「スタンダップ・コメディ」
西成の酔いつぶれたおっさん。一番女学生さんとは遠いところに居てるナオユキさん。お構いなしに、おおいに酔いっぷり、西成のディープな臭いを垂れ流す。こんな、ナオユキさん、すきですな。
五、笑福亭喬介・「饅頭こわい」
これは、女学生向きのわかり易い噺「饅頭こわい」。でも途中ででてくる大阪の銘菓。各々の食べる仕草の違いがおもしろい。策士の光っあん、嫌味が無くてどこか憎めませんな。
六、笑福亭仁智・「めざせ甲子園」
傑作編のひとつ「めざせ甲子園」。と言いながら、初めての出会い。高校野球もいつかは人気も薄れていくんでしょうか。サッカーやバスケット、選択肢も多くなって野球目指す高校生も少なくなっていくんでしょうか。
中入り
七、口上・
佐ん吉さんのの司会で、春之輔さん、吉坊さん、仁智さん、喬介さんが並んでの繁昌亭大賞受賞のお祝いの口上。最後は、お決まりのお手を拝借大阪締め。
八、桂春之輔・・「青い瞳をした会長さん会長さん」
やる人が増えた三枝さん作の「青い瞳をした会長さん」。私の隣家も、アジアの方の家族が引っ越しされてきました。ほんと、この噺のように落語の世界だけではありませんな。
九、笑福亭風喬・「勘定板」
ここでシシババネタ。こんなお客様の前で敢えてこんなのを持ってくる、風喬さん、好きですな。そうそう、新しい風喬画伯の上方落語似顔絵ファイル、早速買いましたで・・・。
十、桂吉坊・・・「狐芝居」
よろしいな、トリにふさわしい高座。噺は得意の芝居噺「狐芝居」。忠臣蔵の四段目、判官切腹の場。「蔵丁稚」で聞きなれた場面が語られる、本格派の端正な吉坊さん、これからも粋さがただよう吉坊さんの落語、これからも追いかけまっせ。
天満天神繁昌亭・昼席
~桂吉坊・第18回繁昌亭大賞受賞記念ウィーク~
2024年5月9日(木)午後1:30開演
天満天神繁昌亭
一、月亭遊真・・「真田小僧」
二、露の眞・・・「松竹梅」
三、桂佐ん吉・・「時うどん」
四、ナオユキ・・「スタンダップ・コメディ」
五、笑福亭喬介・「饅頭こわい」
六、笑福亭仁智・「めざせ甲子園」
中入り
七、口上・
八、桂春之輔・・「青い瞳をした会長さん」
九、笑福亭風喬・「勘定板」
十、桂吉坊・・・「狐芝居」
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