今日、初めて、鶴瓶さんの本拠地、「無学」ヘ行ってきました。
三国ヶ丘と天下茶屋で乗り換えて、南海「粉浜」ヘ。
駅で、M子さんに会ったので、道案内をしてもらいましたが、
近い、近い。・・・松枝さんのため息坂でのイメージとはずいぶん違う
下町というより、やはり帝塚山という住宅街の一角。
入ると、順々に前から、坐っていき、最終70名の大入満員。
一番前で、こない近くで落語を聴くのは、初体験。
まぁ、目線が上を通過するので、良かったですが。
(たまに、目線が合うと、気恥ずかしく思うのは私だけか)
一、笑福亭銀瓶・・・・・・・「ちはやふる」
声が良い。少し高めのトーンで、「えぇー」という響きに、
昔の春蝶さんのはなしぶりに重なる。
マクラは、銀瓶さんの家で、DS頭の体操、漢字検定があり、
このまえやると、「しゃべる」というのが出てきて書けず、
それを見ていた息子さんが、
「しゃべる仕事していて、解らんの、アカンのとちがう」
「やると、漢字は別や」と言うたが、
「これ、マクラのネタに使えるで」と息子に言われたと
ええセンスしてますな。(ちなみに漢字では「喋る」です。)
噺は、竜田川が相撲取りをやめて、故郷ヘ帰る・・・
すぐさま、モンゴルヘと・・随所に独自の演出が入る。
話術があるので、噺のおもしろさが、ストレートに伝わる、
でも、銀瓶味は何なのか、あと数席聴かなければ・・・と。
二、桂都んぼ・・・・・・・・・「崇徳院」
都んぼさん、パワー全開。
この噺は、ざこば師匠につけてもらったとか。
街中を、探す時、「グルグルグルグル、グルグルグルグル・・・・・」と
繰り返すのは、枝雀師匠みたい。
サゲも、「二人めでたく夫婦になるというお馴染みの
おめでたいお話で」と終わるのは、如何なものか。
「割れても、末に買わんとぞ、思う」という立派なサゲがあるだけに
理解出来るサゲであれば、原型品で残して欲しいですな。
でも、朝、車の中で聴いた、延陽伯・・解りにくいですな。
「飯を食うことが、恐惶謹言か・・飲んだら酔ってくだんの如し」
これは、何のこと、誰か教えてくださいな。
三、銀瓶・都んぼ・・・・・・「対談」
中入りも、ぎゅうぎゅう詰めで、外へも出れず・・・。
二人の対談。ゲストの都んぼさんへ、銀瓶さんの質問。
あの「崇徳院」は誰に、ざこば師匠にと、実は銀瓶さんも
ざこば師匠に、随所に一緒のところがあり・・・・やはり。
まずは、なぜ、落語家に成ろうと思ったのか。
「最初は、映画監督に成ろうと、京都の松竹撮影所でシナリオの
勉強をしていて、その知識を広げようと自ら、落語や芝居を
見ているうちに、脚本家の才能が無いと悟り、
京都の落語会で知った、都丸師匠の下へ。」
多くのの落語家さんがおる中でなぜ、都丸師匠を。
「実は、母子家庭で育ったので、お父さんへの憧れがあったので、
自分の描く、父親像に都丸師匠がピッタリ重なった。」
ほお、師匠は父親同然というが、まさにそのとおりですな。」
「実は、私が入る前に、一人弟子が居たらしいですが、
誰なのか、それは、秘密・・・。」
今や、筆頭弟子は、都んぼさんですが、どんな師弟関係だったのか
「通いで、毎日朝8時半に行くのですが、近くの公園で時間調整をし
8時半ピッタリに、ぴぽーん。」
「一ヶ月ほど経つと、師匠から、オモロナイ。
こない、きっちっとできるなら、公務員になれと。
何を期待されてるのか、根が真面目なのでパニックになりました」
「でも、弟弟子のさん都は、三日目で遅刻。」
「掃除も、何事もキッチリ出来ず、おかみさんに、一言「あんた、病気」と」
まあ、都んぼさんも、銀瓶さんも、優等生の弟子ですな。
四、桂都んぼ・・・・・・・・・「四人ぐせ」
仕草の大きい、都んぼさんに、ピッタリの噺。
都んぼさんらしいのを、饅頭怖い風に順に並べると、
一番が、やっぱり目をこする様、二番が手を打つ男
三番目が、鼻の下をこする、四番目が袖を揃える。
目をこする様、あれだけやると、目が傷つくと心配するぐらいの
勢いで、一番ですな。
でも、癖を出すと、10,000円は高過ぎまっせ。
仲間うちの賭けからすると、相場は3,000円ぐらい。
三人やって、9,000円の儲けでは切りが悪いのか。
やはり、ここにも、値上げの波が押し寄せていますなぁ。
五、笑福亭銀瓶・・・・・・・「立ち切れ線香」
おおネタ、じっくり45分。
若旦那が、親戚の席ヘ乗込んでの、啖呵。
それを諌める、番頭の迫力、重み。
蔵から出てからの、若旦那と番頭のお互いへの気遣い。
そして、女将の若旦那ヘのわだかまりと氷解。
どこをとっても、上手ですな。
事情が解り、小糸も許してくれての三味線の音。、
和女姉さんの地唄の「雪」・・・・二階からの音が
まるで、天国から聞こえるようで・・噺にピッタリ。
若旦那が、年相応に見える、銀瓶さんのやる、
「立ち切れ線香」・・・・良かったでっせ。
帝塚山 DE らくごパラダイス vol.16
銀瓶・都んぼ、二人会
2008年9月23日(火)午後2:00開演
無学
一、笑福亭銀瓶・・・・・・・「ちはやふる」
二、桂都んぼ・・・・・・・・・「崇徳院」
仲入り
三、銀瓶・都んぼ・・・・・・「対談」
四、桂都んぼ・・・・・・・・・「四人ぐせ」
五、笑福亭銀瓶・・・・・・・「立ち切れ線香」
三国ヶ丘と天下茶屋で乗り換えて、南海「粉浜」ヘ。
駅で、M子さんに会ったので、道案内をしてもらいましたが、
近い、近い。・・・松枝さんのため息坂でのイメージとはずいぶん違う
下町というより、やはり帝塚山という住宅街の一角。
入ると、順々に前から、坐っていき、最終70名の大入満員。
一番前で、こない近くで落語を聴くのは、初体験。
まぁ、目線が上を通過するので、良かったですが。
(たまに、目線が合うと、気恥ずかしく思うのは私だけか)
一、笑福亭銀瓶・・・・・・・「ちはやふる」
声が良い。少し高めのトーンで、「えぇー」という響きに、
昔の春蝶さんのはなしぶりに重なる。
マクラは、銀瓶さんの家で、DS頭の体操、漢字検定があり、
このまえやると、「しゃべる」というのが出てきて書けず、
それを見ていた息子さんが、
「しゃべる仕事していて、解らんの、アカンのとちがう」
「やると、漢字は別や」と言うたが、
「これ、マクラのネタに使えるで」と息子に言われたと
ええセンスしてますな。(ちなみに漢字では「喋る」です。)
噺は、竜田川が相撲取りをやめて、故郷ヘ帰る・・・
すぐさま、モンゴルヘと・・随所に独自の演出が入る。
話術があるので、噺のおもしろさが、ストレートに伝わる、
でも、銀瓶味は何なのか、あと数席聴かなければ・・・と。
二、桂都んぼ・・・・・・・・・「崇徳院」
都んぼさん、パワー全開。
この噺は、ざこば師匠につけてもらったとか。
街中を、探す時、「グルグルグルグル、グルグルグルグル・・・・・」と
繰り返すのは、枝雀師匠みたい。
サゲも、「二人めでたく夫婦になるというお馴染みの
おめでたいお話で」と終わるのは、如何なものか。
「割れても、末に買わんとぞ、思う」という立派なサゲがあるだけに
理解出来るサゲであれば、原型品で残して欲しいですな。
でも、朝、車の中で聴いた、延陽伯・・解りにくいですな。
「飯を食うことが、恐惶謹言か・・飲んだら酔ってくだんの如し」
これは、何のこと、誰か教えてくださいな。
三、銀瓶・都んぼ・・・・・・「対談」
中入りも、ぎゅうぎゅう詰めで、外へも出れず・・・。
二人の対談。ゲストの都んぼさんへ、銀瓶さんの質問。
あの「崇徳院」は誰に、ざこば師匠にと、実は銀瓶さんも
ざこば師匠に、随所に一緒のところがあり・・・・やはり。
まずは、なぜ、落語家に成ろうと思ったのか。
「最初は、映画監督に成ろうと、京都の松竹撮影所でシナリオの
勉強をしていて、その知識を広げようと自ら、落語や芝居を
見ているうちに、脚本家の才能が無いと悟り、
京都の落語会で知った、都丸師匠の下へ。」
多くのの落語家さんがおる中でなぜ、都丸師匠を。
「実は、母子家庭で育ったので、お父さんへの憧れがあったので、
自分の描く、父親像に都丸師匠がピッタリ重なった。」
ほお、師匠は父親同然というが、まさにそのとおりですな。」
「実は、私が入る前に、一人弟子が居たらしいですが、
誰なのか、それは、秘密・・・。」
今や、筆頭弟子は、都んぼさんですが、どんな師弟関係だったのか
「通いで、毎日朝8時半に行くのですが、近くの公園で時間調整をし
8時半ピッタリに、ぴぽーん。」
「一ヶ月ほど経つと、師匠から、オモロナイ。
こない、きっちっとできるなら、公務員になれと。
何を期待されてるのか、根が真面目なのでパニックになりました」
「でも、弟弟子のさん都は、三日目で遅刻。」
「掃除も、何事もキッチリ出来ず、おかみさんに、一言「あんた、病気」と」
まあ、都んぼさんも、銀瓶さんも、優等生の弟子ですな。
四、桂都んぼ・・・・・・・・・「四人ぐせ」
仕草の大きい、都んぼさんに、ピッタリの噺。
都んぼさんらしいのを、饅頭怖い風に順に並べると、
一番が、やっぱり目をこする様、二番が手を打つ男
三番目が、鼻の下をこする、四番目が袖を揃える。
目をこする様、あれだけやると、目が傷つくと心配するぐらいの
勢いで、一番ですな。
でも、癖を出すと、10,000円は高過ぎまっせ。
仲間うちの賭けからすると、相場は3,000円ぐらい。
三人やって、9,000円の儲けでは切りが悪いのか。
やはり、ここにも、値上げの波が押し寄せていますなぁ。
五、笑福亭銀瓶・・・・・・・「立ち切れ線香」
おおネタ、じっくり45分。
若旦那が、親戚の席ヘ乗込んでの、啖呵。
それを諌める、番頭の迫力、重み。
蔵から出てからの、若旦那と番頭のお互いへの気遣い。
そして、女将の若旦那ヘのわだかまりと氷解。
どこをとっても、上手ですな。
事情が解り、小糸も許してくれての三味線の音。、
和女姉さんの地唄の「雪」・・・・二階からの音が
まるで、天国から聞こえるようで・・噺にピッタリ。
若旦那が、年相応に見える、銀瓶さんのやる、
「立ち切れ線香」・・・・良かったでっせ。
帝塚山 DE らくごパラダイス vol.16
銀瓶・都んぼ、二人会
2008年9月23日(火)午後2:00開演
無学
一、笑福亭銀瓶・・・・・・・「ちはやふる」
二、桂都んぼ・・・・・・・・・「崇徳院」
仲入り
三、銀瓶・都んぼ・・・・・・「対談」
四、桂都んぼ・・・・・・・・・「四人ぐせ」
五、笑福亭銀瓶・・・・・・・「立ち切れ線香」
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