ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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天満天神繁昌亭昼席・2017年4月15日

2017-04-15 21:24:51 | 天満天神繁昌亭

上方落語協会創立60周年記念月間



全員参加の日替わりの出番表。

着物をお召しになった御婦人15名とご一緒に、落語会に。
エスコート役に、緊張しますな・・・・。



上方落語協会創立60周年記念月間


雨の中、今回ご一緒する着物姿のお仲間


初めて頂いた、着物での来場、大入り袋。


初めての方は感動するかわいい緞帳


これまた、寄付で創った繁昌亭、その証の提灯、だいぶ黄ばんできましたな。


本日の演目


落語の詳細は・・・・・・・・・・・・・・・後日。

一、桂小梅・・・・・・・・・・・・「鉄道勇助」

この前の、ラジ関寄席では途中から入ったので、最後の九州編から
でしたが、今日は最初から、まるっきり「鉄砲勇助」の形をそのまま、
鉄道ファン様に、マニアックな用語を散りばめながら出発進行。

初めてお連れした方が、小梅さん調子悪かったんですか?
舌ったらずで、聞きづらかったと、そう言えばそんな風に・・・。

ああ、案外、その喋くりに慣らされてしまっている、私でございます。
反省・・・・・。

二、林家花丸・・・・・・・・・・「金明竹」

この前の、南天さんの会に続いての登場、花丸さん。
そこは、実力、金明竹のたて弁のところでは、あまりの達者振りに拍手が。

でも、丁稚の定吉、丸っきりのアホでは無さそう、それが証拠に、
猫を借りに来た来たお方に、「骨と紙のところを、とっさに骨と皮に置きかえる」
なんぞは、やりますな、、それも悪ふざけができる相当の知恵ある証拠。

実力者の前座噺は、おもしろくて粋で、素敵ですね。

三、桂楽珍・・・・・・・・・・・「島んちゅぬ唄」

徳之島出身の楽珍さんの、実体験ハナシ。
奥さんを初めて連れて帰った時のハナシ。

奥さんと楽珍さんのかけあいなのですが・・実は、細かい内容は、
思いだせないところを見れば・・・・・ああ、目がうつろ、耳がうつろ、記憶がうつろ。

ああ、失礼しましたの・・・・楽珍さんの「島んちゅぬ唄」でおました。

四、ナオユキ・・・・・・・・・・「スタンダップ・コメディ」

皆さんには、色物中ではピカイチのお奨めですと、紹介しましたが、
終演後も、最高におもしろいと、特に男性には、大うけ。

久しぶりですが、一度も聞いたことがないネタばかり、
凄いですね・・・・でも、酒飲みシリーズで3パターンを・・・。
どうしても、同じオチがでてしまうので

五、桂三ノ助・・・・・・・・・・「ハト」

これも師匠文枝さんの「鯛」を真似て作った、「ハト」。
主人公が、魚ではなく、鳥。

「鯛」の粗筋は解るのに、「トリ」は一切思いだせない・・・。
ひょっとしたら、寝ていたのでは・・・・寝ていたことさへ思いだせない。

三ノ助さん、失礼致しました。

六、笑福亭三喬・・・・・・・・「親子酒」

本日の中トリの三喬さん、今年秋には師匠の松喬を襲名。
すぐに継がれるのはよいことですな。

マクラは、籠池、森友学園、ホットな大阪の事件をマクラに。
一般庶民目線で、物事述べるのは、寄席小屋の良さですな。

噺は、「親子酒」、禁酒誓った父と息子の話。
枝雀さんの場合は、お父さん既に酔って帰ってくるのだが、
三喬さん、家に居て、ちょっとだけと言いながら、深酒に・・・。

女房に、お燗を頼んだり、おでん買いに行かせたり、一人語りで進めるあたり、
「替り目」と「一人酒盛」を加えた様な構成。

仲入りの際、後ろのご夫婦の旦那さんが「上手いのは酒飲みやから、できるんや」と、、
でも、確か三喬さん、下戸だったようで、酔うてないから酔っ払いの仕草が
事細かに見れているようでは・・・。

七、記念口上・・・文之助、一蝶、楽珍、三喬

上方落語協会創立60周年記念の口上。
向かって左から、司会役の楽珍さん、その横に三喬さん、一蝶さん、文之助さんの順に。

他愛のないハナシ、神戸に協会の小屋が新しくできるとか、
270名もの大所帯になりましたとか、でも文之助さんは形通りにきれいにまとめられ、
客席と一緒に、大阪締めを(ああ、そのまえに徳之島締めがありましたな)・・・。

一週間休みで、連続して見れたら、さぞおもしろいでしょうな。

八、桂一蝶・・・・・・・・・・・・「黄金の大黒」

長屋の連中が出てきたので「貧乏花見」かと思えば、家主からのお声掛け、
何のお咎めかと、思い当たることを・・・家主とこの猫、犬、カナリヤ、
えぐいですな・・・。
家賃の催促ではないかと気を揉み、そのあとも羽織を着て、
家主の家に入るまでで、一悶着。

時間の関係で、そこで、噺半ばで高座を降りられましたが・・・。
私は、宴会での巻きずしの崩れるところとか、リンゴを取って食べるとことかが
好きですな・・・。

いたって、おとなし目の「黄金の大黒」でおました。

strong>九、桂三若・・・・・・・・・・・・「ひとり静」

大阪人と東京人の違いをネタに、あるある事典風に紹介。

今回、着物を着ての落語会で総勢15名、あとで「どの方がおもしろかったの問いに、
一番に文之助さん、そのあとが、ナオユキさん、そして三若さん。

何が良いと、「解りやすい」が一番だと。
あの、花月の大きな会場で、吉本風に鍛えられた芸。

テッパンネタって、強いですな。

十、桂文之助・・・・・・・・・・「天神山」

願わくば、「星野屋」はもういい、季節がら「桜の宮」か「愛宕山」あたりが聴きたいな
と思っていると、へんちきの源助・・・・「天神山」や。

良かったですな、文之助さんの「天神山」。

「恋しくば、たずね来てみよ南なる天神山の森の中まで」。
春の夢ものがたり、余韻を残して、春の心地する、良い噺ですな。



終演後、お見送りの三喬さん、三ノ助さん。


こちらは、小梅さんに、一蝶さん。


終演後、皆さんで記念撮影を・・・。


そのあと、天満天神宮で、カトレア会の四人さん。


天満天神繁昌亭昼席~上方落語協会創立60周年記念月間
2017年4月15日(土)午後1:00開演
天満天神繁昌亭

一、桂小梅・・・・・・・・・・・・「鉄道勇助」
二、林家花丸・・・・・・・・・・「金明竹」
三、桂楽珍・・・・・・・・・・・・「島んちゅぬ唄」
四、ナオユキ・・・・・・・・・・「スタンダップ・コメディ」
五、桂三ノ助・・・・・・・・・・「ハト」
六、笑福亭三喬・・・・・・・・「親子酒」
仲入り
七、記念口上・・・文之助、一蝶、楽珍、三喬
八、桂一蝶・・・・・・・・・・・・「黄金の大黒」
九、桂三若・・・・・・・・・・・・「ひとり静」
十、桂文之助・・・・・・・・・・「天神山」
三味線・・・英華、絹代
鳴物・・・・・遊真、りょうば




そのあと、堺筋本町の洋食屋の“山崎”で食事会を・・・。


今回集まった、お着物姿がよく似あう方々。


皆さん、とっても素敵。




私と同じ年で6月生まれとか。


私と同じ年で4月生まれとか。


カトレア会の“河井美由紀”さん。


カトレア会の“川崎由美子”さん。


お花畑の様な心うきうきするお着物。


部長の高校時代のブラバン仲間。
お着物は旦那さん様に用意してあった反物で奥様のお母様に仕立てて頂いたお着物。
亡きご主人さんを想い、涙しながらお縫いになったとか・・・良いはなしですな。


部長の高校時代のブラバン仲間。
若い方のラフな着こなし、龍馬風でよろしいな。



シックなお着物が、素敵です。


春爛漫、のお着物。
米朝師匠の大ファンとか。


カトレア会の、“上之園尚子”さん。


ダンディさが漂うお着物姿。


でも、足下は、POPで素敵なスニーカー(地下足袋仕様)、欲しいです。
京都で売られているそうです。


カトレア会の“石原涼香”さん。


お洒落、着物を肩こらずに、お気軽に着ようと実践、良くお似合い。


カトレア会のリーダー役、部長の“ミッシェル”さん。


楽しい、愉しい、会でおました。

次回は夏、“ゆかた会”、秋は“文楽鑑賞の会”・・・と。
気持ちの良い方ばかりの集まり、たのしみでおます。


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2 コメント

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すごい! (ひろし)
2017-04-21 12:05:06
大勢での繁昌亭行きは楽しそうですね。


地下足袋のスニーカーが、めちゃ気になりました!

京都へ行かねば(笑)
返信する
楽しかったです。 (ごまめ)
2017-04-21 22:07:20
地下足袋は、パルコの裏にお店があるそうです。
5月に京都に行くので、寄って、店名お知らせします。
返信する

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