ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ひとり暮らし~谷川俊太郎

2020-08-16 05:05:05 | 本の少し
 ☆☆☆☆

ひとり暮らし、それも年老いてからの気安さを述べている。

例えば、落語の「東の旅・発端」では、婚礼より葬礼の方がめでたいという
くだりがありますが、著者も同じように、結婚式より葬式のほうが好きだと。
葬式には未来がなくて過去しかないから気楽だ。結婚式には過去がなく
未来ばかりがあるから、気の休まるひまがない。

老いのいいところは、少しずつではあるが自分が社会から免責されているような
気分になれることだ。もうそんなに人さまのお役に立てなくてもいい。
好きに残りの人生を楽しんでいいと思えるのは老人の特権である。
ひとりぼっちを受け入れて、他人に求められなくとも、自分のうちから
湧いてくる生きる歓びをどこまでもっていられるか、
・・・・・・どうせなら陽気に老いたい。

もっか、緩やかに習得中でおます。




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