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ひとり暮らし、それも年老いてからの気安さを述べている。
例えば、落語の「東の旅・発端」では、婚礼より葬礼の方がめでたいという
くだりがありますが、著者も同じように、結婚式より葬式のほうが好きだと。
葬式には未来がなくて過去しかないから気楽だ。結婚式には過去がなく
未来ばかりがあるから、気の休まるひまがない。
老いのいいところは、少しずつではあるが自分が社会から免責されているような
気分になれることだ。もうそんなに人さまのお役に立てなくてもいい。
好きに残りの人生を楽しんでいいと思えるのは老人の特権である。
ひとりぼっちを受け入れて、他人に求められなくとも、自分のうちから
湧いてくる生きる歓びをどこまでもっていられるか、
・・・・・・どうせなら陽気に老いたい。
もっか、緩やかに習得中でおます。
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