・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夜の繁昌亭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
知り合いのお誘いで、繁昌亭夜席へ。
春之輔さんが、春團冶師匠の前で、祝いのしを。
一、桂咲之輔・・・・・・・・・・・・・・・「東の旅~発端」
最初に、プログラムの訂正。
今年ようやく八年目を迎える二番弟子とありますが、
実は、二年目です。ネタ数も少なく、前座噺の「東の旅」を。
一生懸命の高座、後半は落着きも出てきて、内容が前に。
奈良見物の手前まで、たっぷり15分の東の発端を。
年末、ベテランの文太師匠の「軽業」を聴いたが、
本来の噺家になりたての、修行の為の発端、。
一言ひと言に、ドキドキして聴くこの感じ、よろしおますな。
二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・・「四人癖」
次は、13年目に入った、筆頭弟子の壱之輔さん。
「四人癖」、もっとしぐさがオーバーでも良いのに。
羽織の袖を引張るのが癖の人がいるのに、
なぜか、羽織りを脱いでしまう。
大師匠の春團冶師匠の羽織の脱ぐ時の粋さに憧れすぎてるのか
やはり、このネタ、羽織着ていた方が
ばたばたと大きく見えまっせ。
羽織りを脱ぐのが癖なら、壱之輔さんもいれて「五人癖」か。
三、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」
江戸は、北町奉行と南町奉行。
大阪は、東町奉行と西町奉行。
西町奉行佐々木信濃ノ守が出てくるが、
実在の人物かどうかは、定かではなさそう。
最初に、テレビに出てくる大岡越前のようてはなく、
背が小さくて、ずんぐりとした体型というので、
梅団冶さんの佐々木ノ守、いたって違和感無し。
主人公は、松屋表町の桶屋の、高田屋綱五郎のせがれ四郎吉。
五郎の息子で、四郎か、落語とはようできてまんな。
梅団冶さんの演じる四郎吉、こましゃくれたというより、
頓知の利く、頭の良い子供である。・・・・・・しっかり者。
小学校高学年、13才と言えば中学生か。
梅団冶さんが時折みせる佐々木信濃ノ守、
困りはてた顔、感心した顔、納得した顔、周りを窺う顔
全てなかなか好人物。
四郎吉から信濃ノ守ヘ主役の座が移る。
最高の「佐々木裁き」の登場である。
四、桂春團冶・・・・・・・・・・・・・・・「代書」
四代目米團冶師匠の作、千朝さんで聴いた完全版にも感心したが
春團冶師匠の「代書」は別物である。
ウォークマンで、時折出張の帰り路、
新幹線の中で何度も聴いているが、それでいて楽しい。
無駄の無い、凛とした、高座姿。
台詞の一言一言が研ぎ澄まされ
完璧なものほど、美しい。
弟子への最高のお手本を披露する
春團冶の芸への真摯な姿・・・・・・感動ものですな。
五、桂三歩・・・・・・・・・・・・・・・・・「鯛」
マクラで、フジのめざましテレビ、「きょうのわんこ」で、
瀬戸内海の離れ小島で、三枝という名の犬がでていた。
そのわんこが、散歩が嫌いで、「三枝は、三歩が嫌い」と
TVから流れてきて、ドッキリ。
それをマクラで言おうとして、三枝師匠の出番の時、
「三歩は、三枝が嫌い」と言い間違うて、大失敗・・・とほほ。
噺は「鯛」。三枝師匠の創作。
一門以外で演じる方も多く、都丸師匠、りんりん亭りん吉まで
やる名作中の名作。
老鯛の銀次郎さん、もう少し、味があっても良いのに。
生簀の中に居過ぎて、旨みが薄れたか。
六、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・・「祝いのし」
本日のトリ、春之輔さんの登場。
中トリの、師匠春團冶さんの高座について、
何もあんなに一生懸命やらなくても良いのに・・・と。
いや、違いまっしゃろ。・・・弟子の会だけに、親として
子供よろしくと、精一杯、頭を下げておられるのに・・。
そして、胸にぶつかって来いと・・受けてたっておられるのに。
噺は、「祝いのし」
肝心の、喜いやんが、間違いながら喋るとこ、
本当に詰り、台詞がたどたどしい、
酒に酔っているような、呂律が回らないところもある。
自分の会であり、・・・師匠の前で「祝いのし」とは。
まあ、どういう意味の会なのか。
追いつくどころか、芸への姿勢の違いがまざまざと露見。
残念・・・・・春之輔さん。
師匠の前で祝いのし
2009年1月6日(火)午後6:30開演
天満天神繁昌亭
一、桂咲之輔・・・・・・・・・・・・・・・「東の旅~発端」
二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・・「四人癖」
三、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」
四、桂春團冶・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
仲入り
五、桂三歩・・・・・・・・・・・・・・・・・「鯛」
六、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・・「祝いのし」
09-02-11
知り合いのお誘いで、繁昌亭夜席へ。
春之輔さんが、春團冶師匠の前で、祝いのしを。
一、桂咲之輔・・・・・・・・・・・・・・・「東の旅~発端」
最初に、プログラムの訂正。
今年ようやく八年目を迎える二番弟子とありますが、
実は、二年目です。ネタ数も少なく、前座噺の「東の旅」を。
一生懸命の高座、後半は落着きも出てきて、内容が前に。
奈良見物の手前まで、たっぷり15分の東の発端を。
年末、ベテランの文太師匠の「軽業」を聴いたが、
本来の噺家になりたての、修行の為の発端、。
一言ひと言に、ドキドキして聴くこの感じ、よろしおますな。
二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・・「四人癖」
次は、13年目に入った、筆頭弟子の壱之輔さん。
「四人癖」、もっとしぐさがオーバーでも良いのに。
羽織の袖を引張るのが癖の人がいるのに、
なぜか、羽織りを脱いでしまう。
大師匠の春團冶師匠の羽織の脱ぐ時の粋さに憧れすぎてるのか
やはり、このネタ、羽織着ていた方が
ばたばたと大きく見えまっせ。
羽織りを脱ぐのが癖なら、壱之輔さんもいれて「五人癖」か。
三、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」
江戸は、北町奉行と南町奉行。
大阪は、東町奉行と西町奉行。
西町奉行佐々木信濃ノ守が出てくるが、
実在の人物かどうかは、定かではなさそう。
最初に、テレビに出てくる大岡越前のようてはなく、
背が小さくて、ずんぐりとした体型というので、
梅団冶さんの佐々木ノ守、いたって違和感無し。
主人公は、松屋表町の桶屋の、高田屋綱五郎のせがれ四郎吉。
五郎の息子で、四郎か、落語とはようできてまんな。
梅団冶さんの演じる四郎吉、こましゃくれたというより、
頓知の利く、頭の良い子供である。・・・・・・しっかり者。
小学校高学年、13才と言えば中学生か。
梅団冶さんが時折みせる佐々木信濃ノ守、
困りはてた顔、感心した顔、納得した顔、周りを窺う顔
全てなかなか好人物。
四郎吉から信濃ノ守ヘ主役の座が移る。
最高の「佐々木裁き」の登場である。
四、桂春團冶・・・・・・・・・・・・・・・「代書」
四代目米團冶師匠の作、千朝さんで聴いた完全版にも感心したが
春團冶師匠の「代書」は別物である。
ウォークマンで、時折出張の帰り路、
新幹線の中で何度も聴いているが、それでいて楽しい。
無駄の無い、凛とした、高座姿。
台詞の一言一言が研ぎ澄まされ
完璧なものほど、美しい。
弟子への最高のお手本を披露する
春團冶の芸への真摯な姿・・・・・・感動ものですな。
五、桂三歩・・・・・・・・・・・・・・・・・「鯛」
マクラで、フジのめざましテレビ、「きょうのわんこ」で、
瀬戸内海の離れ小島で、三枝という名の犬がでていた。
そのわんこが、散歩が嫌いで、「三枝は、三歩が嫌い」と
TVから流れてきて、ドッキリ。
それをマクラで言おうとして、三枝師匠の出番の時、
「三歩は、三枝が嫌い」と言い間違うて、大失敗・・・とほほ。
噺は「鯛」。三枝師匠の創作。
一門以外で演じる方も多く、都丸師匠、りんりん亭りん吉まで
やる名作中の名作。
老鯛の銀次郎さん、もう少し、味があっても良いのに。
生簀の中に居過ぎて、旨みが薄れたか。
六、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・・「祝いのし」
本日のトリ、春之輔さんの登場。
中トリの、師匠春團冶さんの高座について、
何もあんなに一生懸命やらなくても良いのに・・・と。
いや、違いまっしゃろ。・・・弟子の会だけに、親として
子供よろしくと、精一杯、頭を下げておられるのに・・。
そして、胸にぶつかって来いと・・受けてたっておられるのに。
噺は、「祝いのし」
肝心の、喜いやんが、間違いながら喋るとこ、
本当に詰り、台詞がたどたどしい、
酒に酔っているような、呂律が回らないところもある。
自分の会であり、・・・師匠の前で「祝いのし」とは。
まあ、どういう意味の会なのか。
追いつくどころか、芸への姿勢の違いがまざまざと露見。
残念・・・・・春之輔さん。
師匠の前で祝いのし
2009年1月6日(火)午後6:30開演
天満天神繁昌亭
一、桂咲之輔・・・・・・・・・・・・・・・「東の旅~発端」
二、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・・・・「四人癖」
三、桂梅団冶・・・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」
四、桂春團冶・・・・・・・・・・・・・・・「代書屋」
仲入り
五、桂三歩・・・・・・・・・・・・・・・・・「鯛」
六、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・・「祝いのし」
09-02-11
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