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桂雀喜さんの落語が絵本に。「機関車トーマス」があってそのパロディのような落語「ききみみトーマス」、その昔「聞き違いトーマス」というのを雀喜さんで聞いた覚えはあるんですが、中身は忘れてしまいました。
この本の「ききますトーマス」は神様からもらった羽で動物とお話ができるように、そういえば落語の世界には動物が沢山出てきますし、話をしたって何の違和感はなし。落語って自由ですもんね。「狸賽」「まめだ」「権兵衛狸」は、狸。喋りはしませんが「七度狐」「天神山」「高倉狐」の狐。「犬の目」「元犬」の犬。「猫の忠信」「夢八」「猫の災難」の猫。「鷺とり」の雀と鷺。まあ、落語って大人の絵本みたいなもんですから・・・。
この噺も子ども向きに覚えておきたい落語でおますな。
本のあとづけ、作者紹介で知ったんですが、この文と絵の作者あおきひろえさん、「ツギハギ荘」の席亭でもいらっしゃるんですね。それで落語へのほのぼのとした愛情が絵本にあふれているんですな。
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