第150回・ラクゴリラ~25周年記念公演~
25周年・150回・「ラクゴリラ」記念公演
平成三年入門の同期生四人組。今や各一門の実力中堅噺家となった、生喬、南天、文三、花丸、さんの落語会に、
人数制限ながら、満員御礼の会場に上方落語ファンが駆けつける。
桂天吾・・・・「時うどん」
南天さんのお弟子の天吾さん、しっかりとしたなかに師匠南天さんのふぁっとした空気、DNAを感じる。これからいsバラクは南天さんのクローンが見れそうで、たのしみでおますな。
桂小文三・・・「東の旅・もぎ取り」
小文三さんは、文三さんのお弟子さん。東の旅の発端ではなく、見世物小屋のもぎ取りを。師匠の明るさ、陽気さ、名一杯受けてすくすく育つんでしょうな、たのしみでおます。
笑福亭生寿・・「近日息子」
生寿さんもう入門15年とか、東京ならぼちぼち真打ち襲名の話が出るころですな。凄い「近日息子」見せて貰いました。言い間違いしてあやまらんとのくだり、すべてオリジナルでしょうか、斬新で、おもしろくて、噺のキモの部分に敢えてさらにバージョンアップに挑戦するとは・・・これは、ますます進化する生寿さんの高座、見逃したらあきまへんな。
二十五周年記念口上
25年前に同期四人ではじめた落語会。最初に文三さんが作ったチラシは赤に黒字でひどい出来、そのせいではないですが、10人か20人しか集まらない会が続きましたが、芸には精進する四人ですが、営業や特にお金には無頓着で・・そのせいか、大きなもめごともなく25年続けられてきましたと・・噺家になって三十年、そのうちこうして噺家の青春時代を一緒に過ごしてきた、同士という皆さん感慨深い面持ちでいっぱいでした。更に各一門の名看板になっていただいて、令和の新四天王になってもらいたいもんですな。
桂文三・・・・「四人癖」「持参金」
「四人癖」最高。落語の楽しさ全開ですな。変な蘊蓄ではなく、バカバカしくても、楽しい、そんな落語の原点みせてくれる文三さんの高座でおました。
笑福亭生喬・・「中学生ブルース」「稲荷の侍」
長坂賢太郎さんと小佐田定雄さんの創作落語二席。普段楷書の落語を演じてくれる生喬さん、変化球の軟投派で二席とは、やはり周りの仲間がどんな落語をするか予想できるので、遊べるんでしょうな、私にとっては普段見れない生喬さんが見れて、得した感じでおました。
林家花丸・・・「茗荷宿」「替り目」
花丸さんはめったに聴くことのない「茗荷宿」と、“ごぼう天”連呼の「替り目」、実力のある噺家さんが、ちょいと遊ぶ高座、見ていて楽しおますな。
桂南天・・・・「青菜」「三十石」
あの、植木屋が剪定しているしぐさから始まる南天さんの「青菜」。そして、どぶんちょどぶんちょと舟歌たっぷりの「三十石」、声からしての南天さんの熱演と生喬さんとの下座からの掛け合い、よろしおましたな。
まずは、200回、30周年目指して、どぶんちょどぶんちょ、でおますな。
第150回・ラクゴリラ~25周年記念公演~
2021年6月27日(日)午前11:00開演~午後4:00終演
梅田・太融寺・本坊2階
一、桂天吾・・・・「時うどん」
二、桂文三・・・・「四人癖」
三、笑福亭生喬・・「中学生ブルース」
中入り
四、桂小文三・・・「東の旅・もぎ取り」
五、桂南天・・・・「青菜」
六、林家花丸・・・「茗荷宿」
ミニミニ抽選会
中入り
二十五周年記念口上
七、笑福亭生寿・・「近日息子」
八、笑福亭生喬・・「稲荷の侍」
九、林家花丸・・・「替り目」
中入り
十、桂文三・・・・「持参金」
十一、桂南天・・・・「三十石」
三味線・・・豊田公子、はやしや香穂
太融寺さん・本堂
人数制限のゆったりとした、満員御礼の会場。
行商に来られた風喬さんの、上方落語家似顔絵ファイル
風喬さんの、上方落語家似顔絵ファイル
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