7月29日(土)
山口県周南市鹿野の長野山(1,015.3m)に登ってきました。南にある馬糞ヶ岳(985.2m)からの縦走路を辿っていると、こんな籠のような網のようなものが稜線上の林の各所に置かれていることに気付きました。
籠に取り付けられている紙片を見ますと、「ドングリ豊凶調査」と記してあります。この籠を置いている林は、楢などドングリの生る樹が実に多いところです。今年の6月1日から12月28日までの間、この籠で落下するドングリを受けて、その量などで豊作であったか、凶作であったかと判定しようとするもののようです。ツキノワグマの動向の説明などで、よく奥山のドングリなど実の生る樹々が豊作だったとか、出来が悪かったとか聞きますが、このような調査で客観的な事実を把握しての発表なのですね。こうした地道な努力には、頭が下がる思いがします。