10月21日(土)
晴れ上がった週末、用務で四国へ渡った。今も残るフェリーボートを使いながら、しまなみ海道に沿ってスロースピードで行った。ルートは、「竹原市忠海港~~(フェリー)~~大三島(盛港)==(しまなみ海道)==大島(下田水港)~~(フェリー)~~今治港」。時間があれば、しまなみ海道だけを行くより、遥かに楽しいコースである。
【写真↑】忠海港に入港してくる大三島行きのフェリー。桟橋にかもめが整列して船を迎える。
【写真↑】忠海沖に浮ぶ大久野島。かつては毒ガスの島、今は市民の休息の島である。
【写真↑】しまなみ海道の多々羅大橋。生口島と大三島を結ぶ、県境の橋である。
【写真↑】大島の下田水(しただみ)港を出た直後に、今治行きのフェリーの船上から見たしまなみ海道・来島海峡大橋。
【写真↑】今日は海上を行く。遥かなりしまなみ海道!!
10月14日(土)
久し振りで広島県と島根県の最高峰である恐羅漢山(1,346.4m)に登ってきました。今回は牛小屋高原から夏焼峠(なつやけのきびれ)を越えて、一旦山の西側の台所原(だいどころばら)に出て、そこから恐羅漢山に登り返しました。台所原を訪ねたのは初めて。そこに拡がるブナ、ナラなどの巨木が濃密に繁る森には感動しました。ここも紅葉の走りで、森が色付き始めていました。
【写真上】台所原の三叉路に立つミズナラの古木。古木に巻きついた蔦類は色付き始めていた。この三叉路から、恐羅漢山、亀井谷経由で匹見町、中の甲林道経由で聖湖の各方面へと道が伸びている。
【写真中】台所原を中心として見事なブナの森が拡がっている。樹齢百年を超えるブナが林立するように密生している様は感動を覚えるほどである。
【写真下】台所原から恐羅漢山への整備された登山路を登って行くと、ブナ林も色付き始めていた。2週間も後には全山燃えるような紅葉の森に変身していることであろう。
10月8日(日)
3連休の中日に四国の石鎚山系を歩いてきました。石鎚山への登山口の一つの土小屋から南に延びる尾根道を辿り手箱山まで歩き、手箱山(1,806.2m)、筒上山(1,859.3m)、岩黒山(1,745.6m)とピークを拾いつつ返ってきました。石鎚山へは駐車場の収容能力をはるかに超える数多の登山者が向かっていましたが、手箱山方面は人影もかなり疎らで静かなもの。紅葉が始まったばかりの稜線を、静かに楽しんできました。
【写真上】登山道を覆う樹々も少しづつ色付いてきていました。中でも、この黄色のカエデの仲間の色付きが一番進んでおり、陽光を浴びると一際輝くようでした。
【写真中】筒上山から手箱山への稜線に紅いアクセントを付けているのもカエデの仲間でしょう。楢の仲間はやや黄色く変身しようとしています。彼方の青き稜線は四国山脈の主稜線で、中央でギザギザしている稜線は伊予冨士(1,756.0m)です。
【写真下】ここは岩黒山から東に下る稜線の北面です。ここはほぼ全山紅色に染まっていました。ツツジ類の潅木が多いせいでしょうか。