修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

夏の大山ユートピアのお花畑を訪ねる

2013-07-22 23:30:51 | 山歩き

7月21日(日)

  7月下旬になると大山ユートピアのお花畑、特にナンゴククガイソウの咲き具合が気になって来る。特に今年は梅雨明けが早かったこともあって、花々にどんな影響があるのかの興味もあった。それらへの解答を得るには、何よりも行ってみることが一番と早起きをして日帰りで出掛けてきた。花と共に、砂すべりの土砂が流出しているという情報も気になっていた。こちらの状況も出来得れば下山時に確認してみたいと思いつつ宝珠尾根を登って行った。

【写真↓】見事な宝珠尾根のブナ林を抜けてユートピアへと向かった。秋の紅葉の時期にまた来たい尾根筋である。上宝珠越を過ぎてユートピアへの巻き道に入って直ぐの沢沿いが7月15日の豪雨の影響であろうか崩落しており登山道が消えていた。多くの登山者が倒木をも踏みしだいて踏み跡出来ており何とか通過は出来たものの要注意である。20130721_073_2

【写真↓】三鈷峰山頂から見下ろした地獄谷方向。振子山の先に地獄谷から吹き上がる霧の柱が立ち上がっていた。午後になって山域の天気が崩れ始めたようであった。20130721_194

【写真↓】オオバギボウシ咲く避難小屋を望むユートピアの尾根筋。20130721_250

【写真↓】咲き始めたユートピアのナンゴククガイソウとシモツケソウのコラボ。20130721_237

【写真↓】ユートピアのナンゴククガイソウ。背景は野田ヶ山、矢筈ヶ山、甲ヶ山。20130721_261

【写真↓】上宝珠越に掲げられた砂すべり情報。宝珠尾根の上りで、その尾根ルートを下って来られる人の数が多かったが、この情報によって下山時も尾根ルートを選択されたのであろう。我々は「通行止」ではなかったので砂すべりルートにチャレンジしてみることとした。20130721_351

【写真↓】土砂が流出して荒れ果てた「砂すべり」を上方から見下ろす。通行人お互い落石に注意し合いながら下って行った。20130721_357_3

【写真↓】土砂の流出によって露出した積雪の塊。上方から土砂の落下も続いており、ちょっと不気味な雰囲気であった。積雪が融けてしまった通路は抜け落ちていた。20130721_356

【写真↓】砂すべりの下部にはこんな断崖まで出来ていた。水が落下する中を下った。20130721_362

【写真↓】完全に荒れ果てた砂すべりの最下部。この先の元谷の河原も岩石がゴロゴロとして荒れ果てていた。踏み跡は消え、岩だらけの河原歩きを余儀なくされた。砂すべりの下降のリスク、河原歩きのハードさを考えると、下りも宝珠尾根ルートを採る方が安全面はもとより、時間的にもはるかに早いように思われた。

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【地図↓】この日の軌跡0721daisen_4


盛夏の尾崎湿原を訪ねる

2013-07-13 21:49:37 | 山歩き

7月12日(金)

  この週末からの3連休は時間が自由にならないことから、その前日の金曜日に時間を作って八幡高原の尾崎湿原を訪ねてみた。例年は梅雨の末期に訪ねるのであるが、今年は早く梅雨が明けて盛夏の探訪となった。晴天下の7月の尾崎湿原は例年とは違った開放的な雰囲気の中で夏の花々が百花繚乱状態であった。

【写真↓】クマ鈴を鳴らしながら尾崎沼(新川溜池)を周回した。20130712_020

【写真↓】この時節の湿原の主役はハンカイソウであろう。間もなく湿原を黄色で染め上げる。20130712_055

【写真↓】湿地のあちことに咲き始めていたミズチドリ。白い花が清潔感を醸す。20130712_051

【写真↓】尾崎湿原にはあまり多くはないが、ミゾハギが池の畔に咲き始めていた。20130712_031_2

【写真↓】クサレダマが湿原をクリーム色に染める。20130712_021

【写真↓】湿原の草叢の中に沢山のカキランが花を付けていた。20130712_068

【写真↓】ビッチュウフウロも咲き始めといったところであった。20130712_139

【写真↓】コバギボウシはこれから咲き始める頃。やっと一本だけ色付いた株を見付けた。20130712_027_3

【写真↓】スイレン畑の一角に瑞々しいミズアオイが咲いていた。20130712_152

【地図↓】この日の軌跡
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極楽寺山~キノコ見物山行

2013-07-09 23:25:02 | 山歩き

7月7日(日) 

  珍しいキノコが見頃を迎える極楽寺山に行きませんかと熱心なお誘いを受けて、平生キノコにはあまり関心はないものの出掛ける気持ちになった。山陽道の宮島SAに車を置いてのピストンの間に、極楽寺山を楽しもうという企画であった。

 
【写真↓】湿度100%、風の通らない梅雨時の極楽寺山平良コース登山道の登りは全身汗みどろの難行苦行であった。20130707_017

【写真↓】登山道脇で見付けたタマゴダケの幼菌。成長すれば優れた食用キノコになるらしい。20130707_024

【写真↓】極楽寺が間近になった頃、霧の中に大日如来像が現れた。真言宗では世界の中心におわす最高の仏様である。ここは結界で、この先は修行の場ということであろうか。20130707_034

【写真↓】極楽寺本堂に参拝。広島県指定の重要文化財という。20130707_041

【写真↓】極楽寺山の山中でネットを開いたばかりのウスキキヌガサダケ(薄黄衣笠茸)。例年七夕の頃に見頃を迎えるという。20130707_070この日は土砂降りの雨の中での見物であった。

【写真↓】ランチタイムは蛇の池畔の炊事棟で雨を避けながら、冷やしそうめん、山陰の珍味金太郎の干物などをご馳走になった。20130707_085

【写真↓】蛇の池畔に立つと沢山の鯉が集まって来た。餌を与える人達が多いせいだ。20130707_097

【写真↓】蛇の池周辺では7月31日まで「すいれん祭」が開催されている。20130707_104


皿ヶ嶺風穴から赤柴峠・引地山を歩く

2013-07-07 22:45:12 | 山歩き

7月6日(土)

  梅雨前線が北上して訪ねていた四国はこの日梅雨の中休みとの予報に、午前中に皿ヶ嶺を歩いてみようと風穴へと車を走らせた。ギンバイソウ(銀梅草)が群をなして咲いているのを見たら、早々にどこかを周回して下山する積りであったが、山中で久し振りでお逢いしたNさんから赤柴峠にイチヤクソウが咲いているとの情報を得て急遽赤柴峠から引地山へと行き先を変更することとした。

【写真↓】麓から見上げたこの日の皿ヶ嶺連峰。稜線が見渡せ、雨の心配はなさそうであった。 20130706_001_3

【写真↓】風穴の中のヒマラヤの青い芥子は10株に15輪ほど咲いて賑やかであった。20130706_012_2

【写真↓】見事な蕾を付けたギンバイソウ。これ位の時が最も美しいと思う。20130706_039_2

【写真↓】ハシリドコロが覆っていた北斜面のお花畑を今ギンバイソウが席巻中。20130706_049_2

【写真↓】引地山への尾根筋に出るとまだササユリが残っていてくれた。20130706_064_3

【写真↓】赤柴峠の少し手前の路傍数か所にイチヤクソウが健気に咲いていた。20130706_083_2

【写真↓】赤柴峠。上林の集落から直接ここに上ってくる登山道もある。20130706_096_2

【写真↓】登山道の真ん中に三等三角点が建っているだけの引地山々頂。20130706_099_2

【地図↓】この日の軌跡0706hikichiyama_2

 


夏の花咲く十方山の山稜を歩く

2013-07-02 23:02:48 | 山歩き

7月1日(月)

  7月入りとなった。富士山や石鎚山などでは山開きの行事が行われたようだ。梅雨の折り返しの頃でもあるが、この日は好天との予報に夏の花が咲く十方山を訪ねてみることとした。お目当ての一番は稜線上に行列するように咲くササユリ。二軒小屋の駐車場に愛車を置いて、獅子ヶ谷登山口から登った。

【写真↓】獅子ヶ谷の登山道に多く見られたアカショウマ。20130701_075

【写真↓】獅子ヶ谷でこの日最初に迎えてくれた新鮮なササユリ。20130701_079

【写真↓】獅子ヶ谷の最上部にある「ご神木」。この樹に逢うと山頂は近い。20130701_085_2

【写真↓】稜線部に出るとササユリが衛兵のように列をなして迎えてくれた。20130701_098

【写真↓】十方山々頂。晴れたり曇ったりの一日であったが、登頂時には曇よりとしていた。20130701_106

【写真↓】山頂から瀬戸滝ルートを暫し歩いてみると路傍に見事なササユリの列が続いた。20130701_103

【写真↓】4輪のササユリが咲く一角。今年の十方山のササユリは豊作のようであった。20130701_140

【写真↓】内黒峠ルートに入ったところに咲くササユリ。稜線上の至るところに咲いていた。20130701_161

【地図↓】この日の軌跡0701jippozan