5月28日(金) 午前中に野暮用を片づけて、この週末は山歩きが出来ないので、せめてこの日に二ヶ城山(483.2m)に登り出来れば惣の谷ルートを探査しながらて下山してみたいと思いつつ昼過ぎから出掛けました。山頂近くで友人からのメールを受信して、この日の夕刻に酒席の約束があったことを思い出すこととなりました。これは仕方ないと急遽下山することとし、ショートカットルートをと考えて薄い踏み跡がある筈の一の谷へ下ってみることとしました。
【写真↓】二ヶ城山々頂から蝦蟇ヶ峠への縦走路の途中にある「千人塚入口」から北西に下る尾根筋に乗って一の谷へと下って行きました。
【写真↓】下り着いた一の谷は間伐材が放置された荒れた印象の谷筋となっていました。
【写真↓】谷筋を下り続け、最後は藪の中に延びる薄い踏み跡を辿ることとなりました。
5月14日(金) 平日ながら休みとなったこの日、サンカヨウ咲く大万木山(おおよろぎやま・1,218.0m)を訪ねました。広島の天気予報は上々でしたが、赤名峠を越えて島根県に入ると曇よりとした空に変わりました。登り始めた直後には小雨までが降りましたが、その後は時に晴れたり曇ったりと安定しない天気で終始しました。登山口や横手コース辺りは将に新緑の盛りという感じでしたが、山頂近くのブナ林ではまだこれから芽吹きという状況でした。ひとつの山に二つの季節が併存しているかのようです。そんな中で、お目当てのサンカヨウの花には何とか出逢うことが出来ました。ずっと冷え込みが続いているせいか山頂避難小屋辺りの大群生はまだ蕾の状態で、全般的には1週間後でも十分に楽しめるのではないでしょうか。山行の全容は追ってHP「一歩入魂」でご覧ください。
【写真↓】お目当てのサンカヨウの花は、水飲み場から山頂避難小屋手前までの間の灌木の斜面で見頃となっていました。
【写真↓】山頂大ブナは、まだこれから芽吹きの時期を迎える状況でした。
5月8日(土) 中国山地の秀峰の深き谷間に咲くヤマシャクヤクを今年も訪ねてきました。昨年初めて訪れて深く感銘し、今年の再訪を誓っていました。昨年に比べて花期は大きく遅れていましたが、ここ数日間の初夏のような天気に、それまでの長引く冷え込みで開花を逡巡していたような蕾が一気に開き、谷間のほぼ全域のヤマシャクヤクが満開となっていました。もうひとつ驚いたことは、この谷間を訪れる登山者の姿が俄かに増えていることでした。もともと地元住民と一部山岳関係者にして知られていなかったものを、昨年あたりから一部情報も公開されたそうなので、一気に一般登山者や花の愛好家などに知られることとなったようです。とは言え、このサイトのようなところで、稀少な花々の所在地を明かすことは賢明ではないと思いますので、今年も伏せておきます。悪しからずご了承ください。
【写真↓】我々の歩いた登山道にもこんな素敵な花達の揃い踏みが見られました。