12月20日(土) 広島・島根県境の中川山(なかごうやま)~天杉山(あますぎやま)の尾根を歩いてきました。12月も下旬入りの頃ゆえ、もうマムシや蛇は冬眠を始めたものの、この山域に多いはずの熊(ツキノワグマ)はまだまだ冬眠していないのではと思えます。樹々が全ての葉を落としたこの時期は、熊棚を発見するのが容易です。ミズナラの樹上に多いようですが、樹の高みに枯葉の付いた枯れ枝が引っ掛かっていると、それはほぼ熊棚です。木の実が稔った時期に、樹上に上った熊が枝を折って木の実を食した跡というわけです。本日歩いた尾根筋には、夥しい数の熊棚が見られました。やはり確実に熊が生息している地域というわけで、歩いていてもやはり落ち着くことが出来ませんでした。
【写真↓】尾根筋の樹の高みに残った熊棚。熊はよくぞあんな高みまで上ったものと感心します。木の幹にははっきりと爪跡が残っていました。
【写真↓】多分同じ熊が日を違えて食事を摂った跡ではないかと思います。こんな光景を見るにつけ、熊の跋扈する地域で遊ばせてもらっていることを自覚します。