修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

ヒマラヤの青い芥子が開花しました~皿ヶ嶺

2016-05-30 18:18:07 | 山歩き

5月30日(月)

朝広島を発って愛媛へ。そろそろヒマラヤの青い芥子が開花しても良い頃と思いながら、、午後に皿ヶ嶺の風穴を訪ねてみました。、風穴の縁に置かれたプランターの一株に2輪、今年初めて見る花が開いていました。

今年初めて見る皿ヶ嶺のヒマラヤの青い芥子です。

こちらは昨日か一昨日にでも咲いたものでしょうか。今年の第1号の花です。

後ろ姿も美しいものです。

湿度も高くなって風穴から噴き出る冷気が霧となって漂っています。

麓の上林集落から見上げた皿ヶ嶺連峰です。

 今回はまだ走りの花です。その走りの花も美しいものです。皿ヶ嶺のヒマラヤの青い芥子が盛りを迎えるのは、やはり6月に入って暫くしてからとなると思います。


伯耆大山 一ノ沢・二ノ沢を歩く

2016-05-27 10:11:16 | 山歩き

5月22日(日)

 伯耆大山の景観と初夏を飾る花々に会いに南壁直下の一ノ沢二ノ沢を歩いてきました。今冬雪が少なかったことから、例年は沢に残る雪(雪渓)が今年はまったくない特異な世界となっていました。

岩礫剥き出しの南壁直下の花畑にイワカガミが満開でした。

一ノ沢の源頭部です。左側の黒々とした”たけのこ岩”が印象的です。

南壁の瓦礫の斜面と草付きのお花畑は至近距離です。草付きの台地は風前の灯といったところでしょうか。

お花畑ではイワカガミが満開ですが、色違いの花もあり、なかなかに賑やかです。

お花畑にはアカモノも咲き始めていました。

レンゲツツジもお花畑の仲間に加わっていました。

例年雪渓を形成している二ノ沢左俣ですが、今年は雪がなく長く伸びる荒れた溝状態でした。

二ノ沢左俣の支沢の日蔭にサンカヨウが咲いていました。

沢のガレ場にダイセンクワガタが咲いていました。生命力のある花です。

二ノ沢の治山管理道から二ノ沢上流部、南壁を振り返りました。

登山道沿いの潅木の中でタニウツギが咲き始めていました。

路傍で何気なく咲いているキンランに出会いました。

この日の軌跡です。

一ノ沢入口9:43・・・・10:18治山管理道終点10:25・・・・10;38一ノ沢・・・・10:43一ノ沢枝沢・・・・11:12一ノ沢枝沢源頭部(昼食)12:03・・・・12:24二ノ沢左俣・・・・12:57二俣13:00・・・・13:15(休憩)13:31・・・・13:35治山管理道出合・・・・13:51二ノ沢入口・・・14:03一ノ沢入口

山行の詳細はHP「一歩入魂」でご覧ください。 
       http://www.chacoandmonk.sakura.ne.jp/2016/0522daisen.html

 


皿ヶ嶺~入梅前の美しい世界

2016-05-25 14:42:33 | 山歩き

5月18日(火)

何日も何日も続く好天の日々。これらの日々が過ぎれば、やがて梅雨の日々へと変わって行く。入梅前の皿ヶ嶺は春からリレー風に咲き続けてきた花々が一つのエポックを区切るように殊の外美しく咲く所となる。そんな山を妻のチャコと共に歩いてみました。

稜線直下の自然林と植生林のコラボが美しい皿ヶ嶺の山域を登山口の水の元から見上げてみました。

ニシノヤマタイミンガサに包まれた風穴、付近には涼風が流れています。

6月になると風穴で花を開くヒマラヤの青い芥子の蕾が膨らんできました。

梅雨の時期に皿ヶ嶺のお花畑の主となるギンバイソウが姿を現してきました。

稜線部に立つ古ブナも新緑から幾分深い緑へと彩りを変えてきました。

ブナの林の樹間から遠く石鎚山塊が望めました。

地味な花ながら、オトコヨウゾメは初夏を感じさせるスイカズラ科の花です。

皿ヶ嶺の山域の多いヤマナシの花がまだ残っていました。

花の名前は記しませんが、この時期のこの山を代表する花と言えましょうか。

ツリバナもこの時期らしい花です。

これも山域では稀少種となっている花のようです。大切にしていきたいものです。

同じ種なのでしょうか、これも稀少種、ずっと守って行きたいものです。

シコクナベワリの花です。形状が面白い花です。

この日の軌跡です。

水の元8:52・・・・9:09上林森林公園広場9:12・・・・9:17風穴9:21・・・・9:39直登道分岐・・・・10:11引地山分れ・・・・10:29十字峠・・・・10:39皿ヶ嶺二等三角点・・・・10:44皿ヶ嶺山頂(1278m)10:55・・・・11:18竜神平11:28・・・・11:44三差路・・・・12:01上林峠(昼食)12:20・・・・13:06天狗の庭・・・・13:25水の元

 山行の詳細はHP「一歩入魂」でご覧ください。
     http://www.chacoandmonk.sakura.ne.jp/2016/0518saragamine.html

 


大万木山~サンカヨウの咲く頃

2016-05-19 07:59:36 | 山歩き

5月14日(土)

好天のこの日、サンカヨウの花園が見られる島根・広島県境の大万木山(おおよろぎさん)へ行ってきました。例年であれば花の盛りの頃でしたので、庄原市高野からアプローチして勇躍山に取り付きました。

大万木山の北尾根にはのびのびとした広いブナ林が広がっています。

古ブナを縫いながら気持ちよくブナ林を登り行きます。

山頂直下にサンカヨウのお花畑が広がりますが、何と今年は大きな葉だけで白い花が見えませんでした。

よく観察すると、花は既に散ってしまっており、花柄には幼いながらももう果実が付いていました。

散り果て状態だったものの、何とか探して辛うじて残っていたサンカヨウの花を見付けました。

まだよく纏まって咲いていた花でしたが、ちょっと花を揺らすとたちまち花弁が散ってしまいそうなくらい危うげな花でした。

日蔭気味な谷間の一角に咲いていたまだ健気そうなサンカヨウの花

大万木山といえば、この山頂大ブナでしょうか! たこブナとも呼ばれるユニークで立派な樹です。

たこブナの根元から樹の高みを見上げてみました。

多くの登山者がランチタイムを取って憩うていた大万木山々頂

大万木山々頂部で旧知のランボーさんご夫妻に偶然お会いし、大階段展望台で一緒にランチタイムを取りました。語り合い、情報交換を行って旧交を暖めることが出来ました。

この日の軌跡です。


 林道登山口9:52・・・・9:55等検境ルート合流・・・・9:57滝見コース合流・・・・10:05門坂峠(地蔵尊展望台)10:06・・・・10:34水飲み場10:35・・・・10:53山頂避難小屋10:54・・・・10:56大万木山(1,218.0m)10:58・・・・11:01山頂大ブナ11:10・・・・11:10大万木山(1,218.0m)・・・・11:28渓谷コース分岐・・・・11:30大階段展望台(昼食)12:29・・・・12:31渓谷コース分岐・・・・12:53大万木山(1,218.0m)・・・・12:54山頂避難小屋・・・・13:21門坂峠(地蔵尊展望台)・・・・13:28等検境ルート分岐・・・・13:30「林道0.1㎞」ポスト・・・・13:32林道登山口

 山行の詳細はHP「一歩入魂」でご覧ください。       
    http://www.chacoandmonk.sakura.ne.jp/2016/0514ooyorogisan.html

 


新緑眩しき恐羅漢山・台所原を歩く

2016-05-16 07:03:00 | 山歩き

5月8日(日)

 旧聞に属することかも知れませんが、好天に恵まれたこの日恐羅漢山~台所原を歩いてきました。里の緑はもうすっかり濃くなってきていますが、標高1000メートル前後の山はまだ眩しい程の新緑で溢れています。春の精気を頂くと共に少しばかりの山菜のお裾分けに預かりました。

ちょっと暑いくらいの好天下、恐羅漢スキー場~立山尾根ルートで恐羅漢山を目指しました。

光溢れ、眩しいほどの恐羅漢山々頂でした。

恐羅漢山々頂から新緑溢れる台所原へと下って行きました。

台所原のブナ林はどの季節にも見事ですが、春はより生気に満ちているように思います。

頭上を見上げれば、ブナが大きく枝を広げて春の歓びを謳歌しているかのようでした。

見事なブナの古木の森を歩くのは実に楽しいものです。

台所原平でランチタイムを取りました。見上げる恐羅漢山は全山新緑に覆われていました。

中の甲の谷越えに見上げる天杉山、中川山も新緑溢るる世界でした。

恐羅漢山のヤマシャクヤクはまだ蕾で、ここ一週間うちには満開となりそうでした。


この日の軌跡です。

牛小屋高原駐車場9:41・・・・10:35スキー場ゲレンデトップ(立山尾根)・・・・・11:00主尾根出合・・・・11:08恐羅漢山(1,346.4m)11:18・・・・11;19台所原分れ・・・・12:10台所原・・・・12:19台所原平(昼食)12:43・・・・13:46管理林道路終点・・・・13:59早手のキビレ・・・・14:13夏焼けのキビレ・・・・14:42牛小屋高原

  山行の詳細はHP「一歩入魂」でご覧ください。
     http://www.chacoandmonk.sakura.ne.jp/2016/0508osorakanzan.html