9月18日(土) 好天に恵まれた三連休の初日に聖山(1,113.2m)~高岳(1,054.3m)縦走路を歩く気になって、随分と久し振りにこの縦走路を含む樽床ダムサイトからの周回ルートを歩いてきました。かつてのガイドブックに「この縦走路は所要時間がかなりかかり、また道が分かりにくい場合があるので、一般の人にはお薦めできない」との記載があり、今でも敬遠される方も多いようです。しかし歩いてみると、今ではよく踏まれ、笹もきれいに刈り払われた広々とした一級の登山道となっていました。むしろかつての野趣豊かな道が懐かしいほどでした。
【写真↓】十文字峠からの聖山登山道は暫し落葉松の林を抜けて行く
【写真↓】縦走路は樹々が成長して眺望は殆どない。県境尾根に乗る手前で辛うじて望めた聖山の姿。
9月10日(金) 広島の夜もやっと熱帯夜から解放された翌日、日本棚田百選の一つに数えられている井仁(いに)の棚田を訪ねてみました。中山間地域の田圃が黄金色に輝き始め、この週末には刈り入れが始まりそうなので、是非共この日に先ずはこの棚田を訪ねてみたいと思っていましたが、中国新聞の朝刊を見ると先を越されてしまったようで、空撮の井仁の棚田が紹介されていました。我々にはヘリのチャーターは無理なので、展望台近くに愛車を停めてから棚田の中の農道を歩いて周回してみました。
【写真↓】井仁の盆地の南側斜面から北側を俯瞰してみました。棚田の稲も見事に稔り、この週末からは稲刈りが始まることでしょう。
【写真↓】盆地最下部近くの展望台から農道沿いの棚田群を見上げる。
棚田見物の後は、井仁から更に上に延びる天上山林道を車で辿って悠久の森入口の登山口から天上山々頂にピストンしてきました。杉や桧林の中を登り眺望も殆どない山域ですが、一度このルートからアプローチしてみたいと思っていました。想いは実現しましたが、灌木が車道に被さる林道の現況では、どなたにもこのルートでのチャレンジはお勧めしません。
9月5日(日) たまにはロープウェイを使って表参道成就ルートで石鎚山に登るのも良いかもしれないと考えて出掛けてきました。予想していた通りに、夏休み直後で紅葉前の時期故に比較的静かな石鎚山でした。とは言え、石鎚山と言えば「鎖場」!あそこを登る大変さの殆どを身体は忘れてしまっているようで、また改めてチャレンジしてみてその苦渋の記憶を鮮明にしながら再体験してしまっているのでありました。
【写真↓】前社ヶ森直前の「お試しの鎖」を登るグループ。お試しとは言えかなりの厳しさです。
【写真↓】「二の鎖」の垂直に近い岩場を登るグループ登山者。足場の確保も難しく、かなりの緊張を強いられるところです。
【写真↓】「三の鎖」の宙吊り箇所を通過する登山者。ややオーバーハング気味の岩場で、鎖を足場にして懸命に登る姿がよく観察できます。