修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

恐羅漢山・台所原を雪中行

2013-02-25 23:44:33 | 山歩き

2月24日(日)

  ここ数年の間恒例となっている恐羅漢山、台所原でのスノーシューイングを今年は2月のこの時期に挙行しました。例年は3月下旬から4月初めの頃ながら、今年は雪の量が心配で前倒しの催行となった次第。今年は積雪量が少ない。二軒小屋では、もう地肌が見えていた。とは言え、山中はスノーシューイングをするには持って来いの積雪であった。何よりの魅力は、山中のどこでも自由気ままに歩けること。存分に楽しんだ一日となりました。

【写真↓】恐羅漢山の山頂付近。降雪量少なく、気温も高めのせいだろうか、樹氷やモンスターが形成されていなかった。20130224_052

【写真↓】恐羅漢山々頂から砥石郷山、臥龍山、深入山を望む。20130224_088

【写真↓】恐羅漢山々頂から台所原への下り。どこでも自由気ままに歩いてください。20130224_114

【写真↓】台所原平に下り、雪原でランチタイム。20130224_150

【写真↓】管理林道を登る。積雪が少なく、雪崩や雪崩痕を気にする必要はなかった。20130224_154

【写真↓】管理林道から中の甲の谷越しに聖山、高岳、臥龍山などを望む。2月のこの山域とは思えない雪の少なさである。20130224_161

【写真↓】管理林道終点から早手のキビレへの厳しい上り。背後に天杉山が聳えている。20130224_186

【写真↓】早手のキビレからは百本杉へと小尾根を下った。上りに使った、かやばたゲレンデの直ぐ北側の尾根のもう一つ北隣の尾根だったが、はっきりとした尾根筋で、下部で尾根筋は消えてしまうが、右へ右へと道筋を採ると百本杉の夏焼けのキビレ側に素直に下れた。20130224_195

【地図↓】この日の軌跡0224osorakanzan


今年初めての皿ヶ嶺~霧氷の森

2013-02-24 20:57:59 | 山歩き

2月23日(土)

  まだ今年は皿ヶ嶺を歩いていなかったので、この日四国滞在の限られた時間の中で何とか山行時間を捻出して、駆け足気味に皿ヶ嶺の山域を周回してきました。霞んだ空の下、登山口の上林森林公園の風穴直下まで上がってみると、北面の稜線部には霧氷が結んでいました。霧氷の皿ヶ嶺は、見たかった景観でした。ただ訪ねたのが日が高くなった時間帯で、折良くもこの日は青空の覗く日和で、南国の霧氷はドンドン融けていました。急ぎ、稜線部へと駆け登ってまだ残る霧氷の森を訪ねて回りました。

【写真↓】初夏にはコイワカガミの花が咲く北面のテラス付近まで上がって行くと、ブナの大木の枝に白く輝くほどに霧氷が着いていました。20130223_043

【写真↓】毛細血管のように小枝を伸ばしたブナの樹の隅々まで結氷した一角がありました。見事な自然の造形の一端です。20130223_047

【写真↓】北面の険しい懸崖の上の森には一際濃い霧氷が結んでいました。ここだけは、真白き氷の世界で、上空の青空に映えて見事は光景でした。20130223_052

【写真↓】全面的に霧氷に包まれた北面のブナの森。20130223_060

【写真↓】霧氷に包まれた稜線部の登山道(十字峠付近)。20130223_067

【写真↓】竜神平の北側の尾根筋にも霧氷が結んでいました。ここにもブナの美林があり、その枝は真白く彩られていました。20130223_129

【地図↓】この日の軌跡0223saragamine

      山行の模様はホームページでご覧ください。


多島美の瀬戸内を望むトレイルを行く

2013-02-17 22:16:13 | 山歩き

2月17日(日)

  この週末も「山の自由人」の山行に参加して尾道から三原の背後に連なる海と島の眺望が素晴らしいトレイルを歩いてきました。尾道の山域は鳴滝山を中心にして整備されている園地で、三原の山域は三原山の会の皆さんのご努力で拓かれ保持されている縦走路とのことです。総所要時間6時間足らずの気持ちの良い山行を楽しむことが出来ました。

【写真↓】登山口はおのみちバスの(鳴滝山)登山口バス停。背後に鳴滝の山域を仰ぎながら、暫し身支度を整えました。20130217_004

【写真↓】高台に拓かれた鳴滝集落に向かって農道を兼ねた車道を登って行きました。20130217_014

【写真↓】鳴滝山から眼下に岩子島を望む。20130217_057

【写真↓】鳴滝山の西はずれから尾道水道を遠望する。20130217_078

【写真↓】鉢ヶ峰から因島越しに四国の石鎚山が望めた。この日の霞みは今話題の中国大陸から飛来したPM2.5のせいなのでしょうか?20130217_117

【写真↓】米田山から沼田川河口の先に、筆影山、葉田竜王山を望む。20130217_152

【写真↓】象山付近からフェリーが戻ってくる佐木島、小佐木島を俯瞰する。20130217_184

【写真↓】象山から三原市街地を望む。ここから眼下の三原駅へと下って行きました。20130217_196

【地図↓】この日の軌跡0217miharashi


広島デルタ東縁の尾根筋をロングウォーク

2013-02-10 22:58:08 | 山歩き

2月10日(日)

  「山の自由人」の山行に参加して広島デルタ展望の山旅を楽しん来ました。午前8時にJR山陽線海田市駅を出て、岩滝山(192m)、茶臼山(271.0m)、呉娑々宇山(682.2m)、二ヶ城山(483.2m)、松笠山(374.6m)と伝い歩き、午後4時44分にJR芸備線戸坂駅に下山しました。総所要時間8時間44分、歩行距離20㎞余のロングウォークでした。

  「山の自由人」の公式記録は「山の自由人たちの放浪記」をご覧ください。

【写真↓】岩滝山付近から見た快晴の朝の海田湾方面の眺望20130210_015

【写真↓】岩滝山の北方のピークから呉娑々宇山へと続く稜線を望む。まだまだ遠い!20130210_025

【写真↓】茶臼山付近から運動公園越しに府中ニュータウン、広島市街地を俯瞰する。20130210_044

【写真↓】笹ヶ峠を過ぎると厳しい急坂が続く。ここを越えねばロングウォーク成就出来ない。20130210_057

【写真↓】松林に囲まれた呉娑々宇山々頂。取り急ぎのランチタイムを取る。20130210_089_2

【写真↓】馬木への下山道は幹事の選択宜しく、快適な道であった。20130210_100

【写真↓】これから登る二ヶ城山を仰ぎつつ馬木の街を行く。この後、コンビニで小休止。20130210_111

【写真↓】二ヶ城山への稜線に乗って、馬木の街と呉娑々宇山を振り返る。20130210_117

【写真↓】二ヶ城山々頂から霞みだした海田湾方面を望む。20130210_126

【写真↓】この日最後のピークの松笠山に全員無事に到着。20130210_135

【写真↓】松笠観音寺の背後の展望岩から夕方の斜光に光る太田川放水路を俯瞰する。20130210_145

【写真↓】無事に戸坂駅へ下山。駅裏の重氏稲荷の鳥居越しに下り来た松笠山を仰ぐ。20130210_151

【地図↓】この日の軌跡2010longwalk02_2


宮島:未踏の羊歯の尾根を下る

2013-02-03 23:25:18 | 山歩き

2月3日(日)

  宮島は今年も山行のテーマの一つ。冬季はやはり稼ぎ時とその宮島に出掛けることにした。この日の目的は宮島東面を含む島の周回。その周回路に未踏の「包山~腰細山~大砂利」の尾根(「腰細尾根」と仮称する)を組み込んでみた。この腰細尾根の踏破記録をネットで検索してみたが残念ながらヒットさせることが出来なかった。包山に登った時に、そこから腰細尾根方面に薄い踏み跡が伸びているのを見たことがあった。それがどこまで延びているのか全く不明、薮漕ぎ覚悟での山行であった。同行してくれた2名の友人も、同じ覚悟で来てくれたようであった。

【写真↓】大砂利観音へと下る西側の尾根から見た腰細尾根とその先の瀬戸内海。右側のピークが腰細山。この尾根を左から右へと下ることとした。20130203_147

【写真↓】包山の山頂にあった山名標。腰細尾根はこのピークから下り始める。20130203_163

【写真↓】包山からの踏み跡は10メートルも続かず羊歯の中に消えた。後は松林の中に深い羊歯が拡がるのみであった。この羊歯を踏みしだき下って行くしかなかった。サルトリイバラが多く、これにも苦しめられることに。20130203_165

【写真↓】包山から1時間10分余の時間を要して到達した腰細山の山頂。荒れた樹林に羊歯が拡がるだけの所であった。極めて散文的な山頂であったが、前途にはサルトリイバラのバリアーが続き、ちょっと腰砕けになりそうな気分でもあった。20130203_189

【写真↓】足元には不安定な羊歯の斜面が続くものの、尾根の東側に拡がる瀬戸内海の眺望は実に美しかった。暫し展望の良い地点に出てその眺めを堪能した。20130203_201

【写真↓】尾根の進行方向に阿多田島が見えてきた。これも凄く美しい眺望で心躍ったが、足元では相変わらず羊歯と格闘中であった。時に落とし穴に落ちたり、背丈ほどの深い羊歯に埋もれたり。格闘が2時間を超えるくると、もうそんなことには慣れっこになった感じであった。20130203_205

【写真↓】腰細尾根から見上げる獅子岩(手前)と弥山(奥)。このアングルを得られるのも、腰細尾根を歩いたからこそ。20130203_227

【写真↓】ゴールも間近になって標高も低くなった腰細尾根上から俯瞰した大砂利の集落。この後、包山から2時間50分もの時間を要して大砂利の海岸に出ることが出来た。延々と続く羊歯との格闘、読図とルートファインディング等々、心身共に普段にない緊張を強いられたようだった。このルートの踏破の企てを推奨する気持ちは今はない。20130203_232

【地図↓】この日の軌跡0203miyajima_2