修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

恐羅漢山・旧羅漢山再訪

2014-06-20 14:21:10 | 山歩き

6月19日(木)

  6日前に訪ねた恐羅漢山、旧羅漢山の稜線を仁王さん夫妻とチャコと共に再訪しました。旧羅漢山頂のオオヤマレンゲの蕾が一斉に開花しているところを見てみたいというのが今回の直接の動機でした。それに加えて恐羅漢山の周辺の夏の景観を楽しみたいとの想いもありました。梅雨の中休みの好天に恵まれて、台所原へも脚を延ばして存分に歩き、夏の山に触れて、鋭気を取り戻すことが出来たように思います。

【写真↓】6日前にはニガナの花に覆われていたスキー場ゲレンデでしたが、この日はブタナの黄色い花にとって代わられていました。20140619_006

【写真↓】旧羅漢山へ続く稜線上のサラサドウダンはかなり落花して、実を付けるものが目立ち始めていました。
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【写真↓】6日前には花がなかった平太小屋原と旧羅漢山頂との間の斜面に、この日は見事な群落が見られました。ちょっとした環境の違いで、花期が微妙にずれているようです。20140619_101_2

【写真↓】旧羅漢山頂の岩の下のオオヤマレンゲは期待通りに沢山開花して待っていてくれました。
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【写真↓】この日も可憐な天女の舞い姿に酔うことが出来ました。20140619_060

【写真↓】旧羅漢山を後にして恐羅漢山々頂で昼食を摂ってから見事なブナ林を抜けて台所原へと下りました。
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【写真↓】ハスノハイチゴは夏の訪れを感じさせてくれる花です。20140619_116

【写真↓】台所原平から延びる管理林道から中ノ甲の谷に向こうに聖山、高岳の山頂部が見えました。
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【写真↓】管理林道に咲いていたヤグルマソウ。意外に存在感のある花でした。20140619_176

【写真↓】夏焼けのキビレから牛小屋高原へ下る登山道は恐羅漢セラピーロードとして整備されていました。
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【写真↓】牛小屋高原の渓流沿いの斜面にササユリの群落がありました。20140619_211

【地図↓】この日の軌跡0619osorakanzan


皿ヶ嶺は花の端境期

2014-06-20 08:01:21 | 山歩き

6月16日(月)

  梅雨入りから2週間弱が経過した。約2週間余振りの皿ヶ嶺は様子がすっかりと変わっており、花々がすっかり姿を消してしまったようであった。とは言え、風穴~竜神平~上林峠~天狗の庭~水の元~風穴と山頂部を外して山域を周回しながら細部を観察してみると、流石に花の山と言われるだけに結構沢山の種類の花々を見ることが出来た。詳細は別途のレポートに譲るとして、ここではその一部を紹介する。

【写真↓】風穴に咲くヒマラヤの青い芥子は、この日風穴の縁に1輪、風穴の中に5輪が咲いていた。これから本格的な花期を迎える。20140616_039

【写真↓】風穴の底から長く頭を延ばして咲いた青い芥子。20140616_022

【写真↓】サワルリソウ。地味な花であるが、今はこの花がお花畑の主役といったところ。20140616_049

【写真↓】コゴメウツギ。目だたない花であるが、一度意識するとあちこちでその姿が見えた。
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【写真↓】高い枝に沢山の花を付けたヤマボウシ。20140616_117

【写真↓】こちらも沢山の花をつけたシロドウダン。

【写真↓】梅雨の中休み、竜神平20140616_234

【写真↓】早くも咲いたアカショウマ。
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【地図↓】この日のj軌跡0616saragaminei


フカ谷~吉和冠山~国体コース~潮原温泉

2014-06-15 23:40:40 | 山歩き

6月15日(日)

  所属する山の会の例会山行で吉和冠山を歩いてきました。バリエーション山行ということで、南麓の一軒家からフカ谷を遡り、下山はクルソン岩近くから国体コースを辿り、最後は国体コースから外れて出来るだけ潮原温泉に近いところに下山しようとのルート採りを行いました。山上では今がシーズンのドウダンツツジ、オオヤマレンゲを楽しむことができ、紆余曲折はありましたがうまく廃タイヤ工場の近くの林道に下山することが出来ました。

【写真↓】林道終点からフカ谷に入渓した。20140615_022

【写真↓】フカ谷随一の大龍頭の滝。高さ20メートルほどで、ここはメンバーが2手に分かれ左右の懸崖を巻いて越えた。
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【写真↓】フカ谷は深さを実感させてくれる谷であった。20140615_037

【写真↓】最後の滝のあるゴルジュへの入口の東側をガードするように屹立していた懸崖。20140615_072_3

【写真↓】フカ谷を詰めて「太田川源流の碑」に出た。20140615_107_3

【写真↓】冠山への登山道脇に気の早いオオヤマレンゲが花を開いていた。20140615_120

【写真↓】山頂付近の稜線にはたわわに花を付けたサラサドウダンがまだ残っていてくれた。20140615_139

【写真↓】吉和冠山山頂。この日は、団体、家族連れを含めて極めて沢山の登山者の姿があった。
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【写真↓】クルソン岩近くから国体コースの尾根道へ踏み込んだ。踏み跡なき薮漕ぎルートであった。
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【写真↓】地図と磁石を常時見ながらのルートファインディングが続いた。メンバーの叡智を集めて最終的には想定したルート採りが出来た。
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【写真↓】薮の中に埋もれていた898.6mピークの三等三角点も見付けることが出来た。ここから本来の国体コースを外れて潮原温泉に向かう尾根に乗った。20140615_168

【写真↓】汐原の廃タイヤ工場から二つヘヤピンカーブを上った地点に下山できた。20140615_179

【地図↓】この日の軌跡0615yoshiwakanmuri


花咲く恐羅漢山~旧羅漢山

2014-06-14 10:33:44 | 山歩き

6月13日(金)

  雨模様の天気が続いていた芸北の山々でしたが、この日の昼頃には好天に向かうという天気予報を信じて牛小屋高原から恐羅漢山経由で旧羅漢山にピストンしてきました。目的は稜線部に咲くサラサドウダン。今年の出来を確認するのを楽しみにしての山行でした。まだガスの残る稜線でしたが、旧羅漢山に近付くにつれてサラサドウダンの咲きっぷりは良くなっていきました。もうかなり散っているので、それを加味して今年の出来は「良」との判断です。嬉しい誤算がひとつありました。旧羅漢山のオオヤマレンゲの蕾にちょっと御挨拶の積りで寄ってみると、今年は100個を超える大量の蕾を付けており、気の早いものはもう完全に開花していました。サラサドウダンの盛りとオオヤマレンゲの花期がクロスするというのも珍しいことで、それに立ち会えた至福の時を過ごしました。

【写真↓】ガスに巻かれた恐羅漢山の山頂20140613_047

【写真↓】たわわに花を付けた旧羅漢山への稜線上のサラサドウダンの樹。20140613_144

【写真↓】サラサドウダンの花が鈴なり状態です。20140613_071

【写真↓】花房が広がって、なかなかに良い花の付き具合です。20140613_090

【写真↓】旧羅漢山々頂付近からガスに霞む焼杉山方向を眺望する。20140613_206

【写真↓】今年のオオヤマレンゲの蕾の付き具合は極めて良好で、早くも一部で開花していました。
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【写真↓】将に天女の舞、天女の笑み!20140613_174_2

【写真↓】まだ開花した数は少ないものの、来週中には数十の花が一斉に咲いて、旧羅漢山の一角が天女達の舞い姿に満たされるのは間違いないでしょう。20140613_184

【写真↓】旧羅漢山から水越峠側に少し下ったところに白いサラサドウダンがあると聞いて訪ねてみました。これは、かなり赤味が混じっているようです。20140613_152

【写真↓】これは今まで見た中でも最も純白に近いサラサドウダンです。20140613_150


ミヤマキリシマに彩られた平治岳

2014-06-10 21:22:00 | 山歩き

6月9日(月)

  昨年は遅きに失した九重のミヤマキリシマでした。今年は何とか盛りの間に見てみたいと前夜長者原にて車中泊をして、この日吉部から平治岳に登ってきました。山頂付近の花のピークは先週の中頃であったようで、まだ盛りの最中ではありましたがやや色褪せ始めた花もぼつぼつ見え始めていました。今年は虫害が心配されていましたが、山頂付近はさほどの被害はないように見えました。ただただ美しい山稜のピンクの絨毯に魅了され、その比類なき見事さにその後大船山でもミヤマキリシマを楽しむ予定でしたが、その気も失せてしまいました。昨年のリベンジが果たせたようです。

【写真↓】北平治のミヤマキリシマは虫害でほぼ全滅状態といったところでした。何とか咲いていた株を見付けての苦肉の一枚です。20140609_032

【写真↓】平治岳山頂付近から西面斜面を埋めた満開ミヤマキリシマ、三俣山を俯瞰する。20140609_059

【写真↓】ミヤマキリシマ越しに大船山を仰ぎ見る。20140609_098

【写真↓】南峰から平治岳山頂部への上り道付近の濃密なミヤマキリシマの群落を見上げる。20140609_135

【写真↓】南峰から見上げた平治岳山頂部は将にピンクの絨毯と言ったところ。20140609_185

【写真↓】南峰直下の急斜面越しに頭部を霧で覆われた三俣山を望む。20140609_196

【写真↓】南峰付近から平治岳南面を見下ろす。20140609_201

【写真↓】大戸越(うとんごし)から平治岳南面を仰ぎ見る。20140609_217

【写真↓】下山の途次立ち寄った暮雨の瀑。20140609_323

【地図↓】この日の軌跡0609hijidaje