修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

窓ヶ山~水晶谷左谷からの直登を狙う

2013-12-25 12:56:44 | 山歩き

12月23日(月) 天皇誕生日

  魚切の登山口から暫し東コースの登山道を辿ってから、水晶谷の左谷に入って窓ヶ山々頂へ直登する尾根に乗ろうと目論んでの山行であった。谷の奥に覗く稜線部が時にガスに隠れ、霧雨がこれも時に降る生憎の天気であったが、先ずは大きく崩れる心配はなかった。
  二俣から入った左谷にはすぐに連続した滝が懸かっていた。足元がよく滑るので右岸の杉林に入ってこれらを巻いて上がった。これがなかなかの急坂であった(所要時間16分)。一度川床に下りて暫し渓谷を遡ってから、今度は左岸の赤松の多い林に入った。この上の尾根に乗れば目的の窓ヶ山の西峰山頂に到達出来る筈と、ここもまた急傾斜地であったが、ドンドンと登って行った。さて、その結果は・・・・

【写真↓】登山口を出て東コースの登山道に入り、荒れた渓谷を遡って行く。20131223_014

【写真↓】水晶谷の二俣に着いて暫し鳩首会議、否戦略会議。20131223_022

【写真↓】二俣から左谷に入ると、早速行く手に滝が現れた。20131223_032

【写真↓】右岸の杉林の中を巻いて滝を越えて行く。20131223_035

【写真↓】16分程の高巻きの後で川床に一旦下りた。20131223_042

【写真↓】暫く渓谷を遡り、ここから今度は左岸の林に入って尾根伝いに山頂を目指すことに。20131223_046_2

【写真↓】赤松の多い急傾斜の尾根筋を登って行く。微かな同好者の踏み跡も認められた。20131223_059

【写真↓】50分余の急傾斜面登りの末に、まったく予期していなかった登山道に出た。この時点では何処に出たのか分からない状態であった。20131223_062

【写真↓】結局は、左谷から尾根筋に取り付くのが一つ早すぎて、西峰に向かう尾根ではなく、東峰の東側に上る尾根を辿って東コースの登山道に最上部で出合ったのであった。写真は中央登山道7合目の展望岩からの向山方向の眺望。20131223_070

【地図↓】この日の軌跡。1223madogayama

(水晶谷左谷は、田部戒自著「広島市の山を歩く(上巻)」にも記しているように、危険個所があるので、自信のない人は絶対に立ち入らぬようご注意ください。)


ニヶ城山~北尾根からアプローチ 

2013-12-15 22:21:42 | 山歩き

12月15日(日)

  良く晴れ上がった一日の無聊を慰めがてら、昼過ぎから久し振りにニヶ城山へ出掛けてみた。今年4月に山頂部からちょっとチェックした北尾根ルートを、この日は送電線鉄塔から頂上へと辿ってみたいと考えての山行であった。
  北尾根上の標高330m地点に建つ送電線鉄塔(広島西幹線No.5)まではよく整備された巡視路を辿って事もなく到達出来た。残る標高差150m余の尾根筋のアプローチは、最初は細い踏み跡が続いていたが、すぐに人間の踏み跡か獣道が区別がつきかねる状態になり、やがて消えてしまった。羊歯やブッシュを掻き分け何とか旧知の尾根筋に上がることが出来たが、僅か600メートルほどの距離ながら、45分間近い時間を要した。
  難渋はしたが、懸念であった北尾根ルートからの二ヶ城山へのアプローチを何とか成就出来て実りある一日とすることが出来た。

【写真↓】ニヶ城山北尾根に建つ広島西幹線No.5鉄塔20131215_050_2

【写真↓】送電線鉄塔下からは鬼ヶ城山、中尾山など白木山塊の眺望が素晴らしい。20131215_056

【写真↓】送電線巡視路の最高所からニヶ城山々頂方面への踏み跡が(左へ)分岐する。20131215_082

【写真↓】羊歯の急斜面を上る踏み跡
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【写真↓】いつしか踏み跡は薄くなり、やがて消えてしまった。20131215_099

【写真↓】枯れ枝にテープが巻かれた旧知の荒れた尾根筋に上がった。20131215_103

【写真↓】深い羊歯の尾根筋を掻き分けて上ると、ニヶ城山の山頂は近い。20131215_106

【写真↓】ニヶ城山々頂のすぐ北側にある展望所(腰掛岩)に出て、高陽、八木方面の好眺望を得る。ヤレヤレの瞬間!20131215_109

【地図↓】この日の軌跡1215futatsugajozan_3


巨木を巡って臥龍山を歩く

2013-12-12 13:56:17 | 山歩き

12月8日(日)

  芸北の自然保護団体の主催する巨木鑑賞ツアーに参加して4年振りに臥龍山を歩いてきました。登山道を外れて臥龍山の樹林を彷徨うようにゆっくりと登り、山頂部では30センチメートル近い雪中行をも楽しくことが出来ました。こうした山歩きも、時には良いものです。

【写真↓】下生えのエゾユズリハが群生する森で巨木を探査する。08

【写真↓】青空に向かって枝を伸ばすシデの巨木。07_2

【写真↓】ホウノキの胸高のサイズを測定する。これは記録物の巨木のよう。06

【写真↓】枯葉がまだ枝に残るブナの巨木を見上げる。21

【写真↓】臥龍山随一と言われている栗の巨木。(Big Kuri=”ビックリの木”)22

【写真↓】ブナの樹に刻まれた凍裂痕。冬の寒さが想われる。24

【写真↓】雪に埋もれた菅原林道34

【地図↓】この日の軌跡1208garyusan_2


天応烏帽子岩山アイゼン尾根を登る

2013-12-09 15:24:05 | 山歩き

12月7日(土) 

  「山の自由人」のメンバーと天応烏帽子岩山~深山の滝~天狗城山を歩いてきました。そのうち、烏帽子岩山へはアイゼン尾根を採って岩の多いルートをアイゼンを履いて登りました。岩の壁を本格的にアイゼンで歩くのは初めてのトライアルでしたが、前爪がよく利いて意外に要領良く登ることが出来たように感じました。以下はその一端です。メンバーの雄姿をご覧ください。

【写真↓】岩の尾根に取りつきます。20131207_025

【写真↓】先は長い、先ずは慎重に一歩一歩刻んで行きましょう。20131207_036

【写真↓】アイゼン尾根から烏帽子岩を望む。20131207_029

【写真↓】行く手に険阻な壁が立ち上がっています。20131207_041

【写真↓】ここは果敢にチャレンジ!
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【写真↓】これ位の傾斜には慣れてきたかな?
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【写真↓】アイゼンがよく利いているようです。20131207_048_3

【写真↓】天応の街の背後にこの日のゴールの天狗城山を望む。20131207_051

【写真↓】烏帽子岩山の山頂20131207_064_2

【地図】この日の軌跡
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雪の皿ヶ嶺散策

2013-12-05 22:55:05 | 山歩き

12月2日(月)

  今年は南国の四国の、それも低山の部類に入る皿ヶ嶺でも11月20日過ぎに雪が降って積もったと地元の人々は驚いています。以降幾度か雪が降ったようで、広島を朝発って四国へ渡ったこの日もまだ皿ヶ嶺に雪が残っているようでした。午後に時間を空けて、雪の中の散策を楽しむべく風穴下の森林公園の駐車場まで車を走らせました。駐車場辺りの雪は随分と減っていましたが、山中に入ると雪の感覚を掴める程の雪がまだ残っており、3時間余雪の中での楽しい時間を過ごすことが出来ました。

【写真↓】雪に包まれた風穴20131202_009

【写真↓】直登ルートで稜線直下まで上がると、深い所でまだ20cm程の雪が残っていました。20131202_027

【写真↓】雲間から漏れて来た陽光に包まれた皿ヶ嶺山頂広場。これだけの残雪ゆえに、降雪時にはかなりの量が積もったものと推察出来た。20131202_059

【写真↓】雪が残ることが珍しい竜神平にもまだ多量の残雪がありました。20131202_078

【写真↓】すっかり葉を落としたブナの古木
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【写真↓】北面下を巻く登山道もかくの如く雪に覆われていた。20131202_107

【地図↓】この日の軌跡1202saragamine