12月23日(月) 天皇誕生日
魚切の登山口から暫し東コースの登山道を辿ってから、水晶谷の左谷に入って窓ヶ山々頂へ直登する尾根に乗ろうと目論んでの山行であった。谷の奥に覗く稜線部が時にガスに隠れ、霧雨がこれも時に降る生憎の天気であったが、先ずは大きく崩れる心配はなかった。
二俣から入った左谷にはすぐに連続した滝が懸かっていた。足元がよく滑るので右岸の杉林に入ってこれらを巻いて上がった。これがなかなかの急坂であった(所要時間16分)。一度川床に下りて暫し渓谷を遡ってから、今度は左岸の赤松の多い林に入った。この上の尾根に乗れば目的の窓ヶ山の西峰山頂に到達出来る筈と、ここもまた急傾斜地であったが、ドンドンと登って行った。さて、その結果は・・・・
【写真↓】登山口を出て東コースの登山道に入り、荒れた渓谷を遡って行く。
【写真↓】暫く渓谷を遡り、ここから今度は左岸の林に入って尾根伝いに山頂を目指すことに。
【写真↓】赤松の多い急傾斜の尾根筋を登って行く。微かな同好者の踏み跡も認められた。
【写真↓】50分余の急傾斜面登りの末に、まったく予期していなかった登山道に出た。この時点では何処に出たのか分からない状態であった。
【写真↓】結局は、左谷から尾根筋に取り付くのが一つ早すぎて、西峰に向かう尾根ではなく、東峰の東側に上る尾根を辿って東コースの登山道に最上部で出合ったのであった。写真は中央登山道7合目の展望岩からの向山方向の眺望。
(水晶谷左谷は、田部戒自著「広島市の山を歩く(上巻)」にも記しているように、危険個所があるので、自信のない人は絶対に立ち入らぬようご注意ください。)