比婆山系山歩きの2番手はこの山域の最高峰の立烏帽子山です。例年9月の初めの頃にこの山にアケボノシュスランを訪ねますが、9月も終わり近くとなってその姿を見れなかったのは残念なことでした。登山道沿いの笹や夏草を刈った直後だったので、残っていた株も草屑に埋もれてしまったのかも知れません。一気に歩き通してもいい山なのですが、この日は意外に見るべき花や樹が多く、好眺望もあってゆっくりと写真を撮りながら山を越えました。〔9月25日(土)〕
↓ 立烏帽子山への稜線上の取り付き口の立烏帽子駐車場の周りではキツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)が花盛りでした。
↓ 立烏帽子山はその全域がブナの純林で覆われています。
↓ 登山道沿いの大方の花々は刈り払われていましたが、運よく残ったアキチョウジ(シソ科ヤマハッカ属)が綺麗に咲いていました。
↓ 山頂標識が立つだけの立烏帽子山の山頂です。比婆山系の最高峰ながら、ちょっと寂しい感じです!
↓ ガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属)の実が紅く熟れ、その葉も色づいてきていました。
↓ ホツツジ(ツツジ科ホツツジ属)の葉は早くも紅葉を始めていました。
↓ 立烏帽子山の山頂部からの眺望は抜群です。先ほどまでいた竜王山を俯瞰しました。
↓ 池の段の稜線越しに毛無山(福田の頭)(1,252.7m)を遠望しました。
↓ 竜王山と池の段の間には深い谷が刻まれています。
↓ ヤマラッキョウ(ヒガンバナ科ネギ属)の花が良い色合いで稜線上の登山道を飾っていました。
↓ アキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)も良い色合いで咲き誇っていました。
↓ タンナトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)がもう開花していました。
↓ 立烏帽子山から鞍部への下山路から池の段稜線の眺望を楽しみました。
↓ 鞍部への下山路沿いや鞍部の広場はイヨフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が多い所ですが、9月末とあって残った花は僅少でした。
↓ 下って来た鞍部からこれから上る池の段を見上げました。
↓ 鞍部にはイヨフウロに代わってリンドウ(リンドウ科リンドウ属)が盛んに咲いていました。