こちらに来る前に、沖縄出身の友人比嘉さんに、沖縄で子供のころに楽しんだピクニックの話を聞きました。メインは「やぎ鍋」!!!においがきついので野外でしかできないんだそうです。沖縄に旅行に行ったとき、牧志市場でやぎミルクややぎの肉が売っているのを見ましたが、さすがに試す勇気はありませんでした。(話に聞いていたにおいがこわくて・・・)
というわけで、「やぎは南国」という固定観念があったのですが(本当はそんなことはないはず。だってハイジは南国じゃないもんね)、ブルガリアに来てびっくり!
ソフィアの郊外に行くと、やぎを飼っている人が結構いるんですよ。道端にもやぎ糞が(すみません、食のカテゴリーでこんなことを・・・)
ブラッツァという町で「犬の散歩」ならぬ「やぎの散歩」を見かけました。写真のようなやぎ飼いとやぎの群れというのではなく、どうもペットとしてやぎを飼っているようなんですよ。やぎは犬のようにご主人様のいうことを聞くというわけではないようで、あっちへ行ったりこっちへ行ったり・・・と気ままな様子。好きなところで草を食べて・・・とのどかな風景です。
近所のパザールでもたまに見かける「コゼ・ムリャコ」、つまりやぎのミルク!! 使い古しの2Lのペットボトル入りです!
沖縄では牛乳瓶で売っていたのを考えると、これはすごいボリューム!! やはりまだ買う勇気はありません。でもこちらではやぎのミルクからできたものは普通の食材です。やぎミルクからできたシレーネ(白いチーズ)もいつも店に並んでいます。
やっぱりこの国は農業や酪農の国なんですね。
ブルガリア人の友人たちに言わせると「やぎは羊よりも頭がいい」のだそうです。本当かなぁ・・・でも一頭飼いができるようで田舎では結構飼われているのを見ます。ソフィアのはずれでも結構見ますね。さすがにうちの近所では見ませんが。
でも、うちの周りは草がボーボーに伸びているところがあります。蚊が発生するので刈らなければいけません。
おおっ、そうか!!やぎを飼えばいいんだ! 草を全部食べてくれるし、ミルクも出してくれるゾ!! でも、情がうつったところで「やぎ鍋」にはできませんよね・・・。
ちなみに左の写真はソフィアの外環道ぞいで撮ったんですが、やぎと、その向こうにブタがいるの、わかります?