「金なら腐るほどあるぜ。」日本から持ってきて繰り返し見ているコントの中でこんなせりふがありましたが、一生に一度くらい言ってみたいものです。(絶対無理だけど)
ところで「イチゴなら腐るほどあるぜ」といわれたらどうします?日本だと一番安くても1パック198円以上しますよね。1箱(4パック入り)が500円くらいになったら買ってきてジャムにしようかな、なんて思いますけど。
ブルガリアでは旬になると1Kg60-70円くらいになります。そう「キロ売り」なのです。
日本のブランドの(と*おとめ、とか、*まおうみたいな)イチゴのように粒ぞろいの大きくて甘いイチゴではありませんが、つみたての、まだ泥のついている味の濃い実を楽しむことができます。ブルガリア人もよくジャムにして来年の旬の時期まで食べるようですが、本当に「腐るほど」あるイチゴがジャムしか使い道がないんでしょうか?
隣に住む主婦のダニエラに聞いたところ
「ザハル(砂糖)をかけて食べるわ」
「えっ、ほかには?」
「それだけよ」
「トルタ(ケーキ)にはしないの?」
そういうとダニエラはつばを飲み込んで「おいしそうね~、でも私はつくらないわ」
ということでした。
え~、イチゴといえばショートケーキでしょう?と思いましたが、こちらではいわゆるショートケーキは見たことがない。もしかしたらあれって日本だけなのかな?なんとなく日の丸に似てるし。
「せっかくだからつくってみよう」と、小林カツ代サンのケーキの本を見て、イチゴをケチることなく使って作ってみました。本当に上手にできたので(自画自賛!?)隣に持っていったら、なんと留守・・・・。下の階のフリストビ家にちょうど孫が着ていたので持って行ってみました。ブルガリア人の口に合うのか心配でしたが、「おいしかったわよー!」といわれほっとしました。でもちょっとお世辞かな。でもやっぱりケーキはイチゴのショートケーキでしょう!
ほかにも日本ではあまりお目にかからないのにこちらではキロ数十円で入手できる食材、いっぱいありますよ。(つづく)