おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

医食同源?こレバーうまい(?)

2005-12-02 21:05:35 | ブログ
いまだにレストランに行ってメニューを見ても全部の意味がわからない私ですが、言葉が少しずつわかってくると、セルビチョール(ウェーター)に聞いて説明してもらうという芸当(?)も身についてきました。それでも、分厚いメニューよりも品目の少ない店のほうが注文しやすい(決めやすい)のでやっぱり楽です。

ソフィアで住んでいたアパートの目と鼻の先にカフェができたのですが、近頃は飲み物だけでなく軽食も出すようになりました。どうもゴトバチカ(女性のコックさん)を雇ったようで、キョフテ(ハンバーグのような肉団子)、サラダ、シュケンベ・チョルバなどのスープ類、そしてパルジニ・カルトフィ(フライド・ポテト)など結構本格的です。しかし、もうひとつのお勧めメニューは「ドロップ」。何?これ??なんだかわからないものがあると試してみたくなるのが心情です。
でも、これは友人の会話から意味がわかりました。
友人のエミリアが、
「ブルガリアはボウキ(病気)が多いのよー。サルツェ(心臓)とか、飲みすぎでドロップが悪くなったりとか・・・」
そうか、ドロップって肝臓のことか!!つまり、レバーだ!! ひとつこうしてなぞが解けるとなんともうれしいものですが、しかし、ここブルガリアではどうやって食べるのかな? 
案ずるより何とかで、まずは注文してみることにしました。
「きょうはピレシュコ(鶏)のドロップしかないけどいい?」 もちろん、いいですとも。
パンとビールと一緒に注文して、少し待っていると、出てきました、レバー煮です! ブルガリア料理らしく塩がきいていてたまねぎと一緒にレバーを煮て、それにマグダノス(パセリ)がのっています。おいしいー!! 周りの人たちはこのレバー煮にリューテニッツァ(辛目のトマトソース)をかけています。

実は私はレバーは苦手なのですが、これはおいしい!! ほかのメハナやカフェでも、結構このメニューをおいていることに気づきました。よく見てみるとこれはパンと一緒に食べるランチメニューとして多くの人が楽しんでいるのでした。

drovche

ペルニックに引っ越してから、この街で一番おいしくておしゃれでサービスもよく、しかもそこそこ安いと評判の「エベレスト」というレストランでも試してみました。「パルジン・ドロップ」つまりレバー揚げです。熱々に塩をぱらっとかけて食べてみましたが、「ンームァッ」(結構ブルガリア人、よくやりますよね、鉛筆を握る3本の指の形でする投げキッスのようなこのしぐさ)「オーイーシーーーッ!!」
どうして?煮てあるものよりももっと「レバー」なのに・・・・あまり臭みがなくかえって旨みがあります。こっちの鶏のほうがいいもの食べてるのかな?

ところで、日本でランチに食べるレバー料理ってありましたっけ? レバーというとどうしてもビールなどのお酒のつまみという感覚があるのですが・・・でも、ここはランチから(というか1日中)ビールを飲んでいる人がいるので、いいのかも。医食同源で問題のある臓器を食べるといいという話を聞いたことがありますが(ほんとかね?) でも、あんまり飲みすぎて自分の「ドロップ」に問題を起こさないようにネ!!
(余談ですが、この「エベレスト」、「ムザック ナ アグネ」つまり、羊の脳みそもメニューに書いてありましたが、やってないとのことでした。ちょっと、コワいもの見たさで興味があったのになあ・・・・脳を食べると頭がよくなるのかな?でもブルガリアで羊はのろまの象徴だから、ドンクサくなるかも・・・)

コメント (3)
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