やーっと開通!! ブルガリア北西の端に位置するヴィディンとドナウをはさんで隣の国ルーマニアのカラファットまできれいな橋ができました!! 何十年も前から計画はあったのですが・・・ 川をはさんだ両国の仲が、バイ・トーショとチャウチェスクの時代からよくなかったから、とか、やっぱりブルガルスカ・ラボタだからだとか・・・ そして最終的段階でも遅れたのは、ルーマニアもブルガリアもシェンゲン条約加盟を目指していたのですが、何かいろいろなことを批准しないといけないのにできておらず、どうも当分入れてもらえないらしい・・・ で、シェンゲンに入っていればいらなかったパスポート・コントロールの設備を急遽作らないといけなくなっちゃった!! (まっ、そりゃそうだよね。ブルガリア、ルーマニアにはちょっと早い!!)
6月14日に開通セレモニーを行い(ちょうど選挙や組閣のごたごたで、一番来たかったであろう人たちが出席しなかったようですが・・・)、そしてサービス期間として6月末まで通行料タダ!! 普段は12レバするらしいからぜひこの際「お祝い渡り」に行ってみました。
それで、ソフィアからこの方面に行けば、ちょっと寄り道をすると名所に行けるゾ!! 今までシーズンをはずし過ぎて霧で何も見えなかったベログラチック!! 1回トライしただけであきらめちゃったのでしたが今回はそういうわけで道も覚えてきました!!
ベログラチックはけっこう高地にある町で、思ったより人口も多そう・・・ そこの一番の観光の目玉は「クラタ」つまり塔のような自然の奇石群を利用した要塞で、ほとんどオスマン時代のものですがローマ時代の部分もあるんだってさ!! 一応看板も出ているし、おみやげ屋さんもあるのですぐ分かりますヨ!! 車一台分の駐車料金は2レバ、大人一人の城内への入場料は5レバです。最初の城門から入るところには双眼鏡のレンタルのおばちゃんたちがノンビリと座り、
入ってみると大きく育った桑の木の下で電話で世間話に励む係りの人が・・・
歩いていくと何だか説明が・・・ 以前にも書きましたが近隣の国にもこんな奇石系の観光名所がありますよね。たとえばギリシャのメテオラ。そしてやっぱりそこも奇石のところに修道院があったりする・・・ 実はベログラチックもそうだったんだそうです。でもメテオラと違って岩のうえに建物があったりするダイナミックなものはない・・・ ところがこの説明によると、むかーしむかし、ここに修道院があって、悲恋があって、奇跡があって・・・ で、関係者みんなが石になったのでなんだかここの奇石群はみんな人間の形に見える・・・ んだそうな。でも、この説明を読んでから岩を見てみても、どれが「マドンナ」かわからんかった・・・(笑) いずれにしても高くとんがってそびえ立つものを見ると人は修行したくなるでしょうかね?
手作り感あふれる手すりを伝いながら一番上まで登ると、ホントにすばらしい見晴らし!!
でも、暑い・・・ 城門を出てきて走っていった売店。「アイスが食べた~い!!」 暑いのともうノドがカラカラなのとで。日本のような「観光地にありがちな割高価格」はなく、60ストティンキくらいでした。他都市に比べて常に高い物価を誇るソフィアから来ると何でも普通に見えちゃう!!
一組の観光客4人組・・・ どうもブルガリア語じゃない言語を話しています。駐車場で見てみると、ルーマニアナンバー!! きっと例の新橋無料期間の恩恵にあずかってブルガリア観光ですネ!! こりゃ~橋、楽しみだなァ~