おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ユルすぎる!! まるで縁日?! お祭り気分のデモ・・・

2013-07-23 14:51:46 | まち歩き

ちょこっと用事があったのでムラドスト方面に行き、その帰り、市内中心部を抜けて地下鉄でリューリンに帰ることにしました。ムラドストからのバスは「オルロフ・モスト」(英語名でイーグル・ブリッジ)のバス停で降りて「ソフィスキ・ウニヴェルシテット(ソフィア大学)駅まで歩こうかっと・・・

あっ、けっこう警察や国旗を背負った人たちが国会方面に向かって歩いてる!!

そうでした・・・ このところ1ヶ月以上、ソフィア中心部「ツァル・オスヴォボディテル」通りのあたりはデモのため封鎖されていると聞きました。在ブル日本大使館からも「危ないところには近づかないように」って言われてた!でも、ワザと行った訳じゃなくて・・・ 「反政府」デモ、なんていうおっかないものかなァ、2月ごろのデモはけっこう過激だったけど、と思っていたのですが・・・

Protesttsarosvoboditel
国会の真正面にある「ツァル・オスヴォボディテル像」には「オスタフカ」と書かれたプラカードが下げられ、テントを張って座り込んでいる人たちも。つまり「辞任するまで止めないゾー」ってこと。内閣、国会議員の辞任要求って事ね。さらには自分の持ってきた傘の先に「純ブルガリアのエコな食べ物を!!」と書いたプラカード(というよりタダのカード)をつけて歩いているじいちゃんも。聞くところによるとこのじいちゃん、この主張をするために100km以上離れたプロブディフから何度もやってきてるんだとか・・・Protestdyado
 

日によって、またはデモの規模によってこの通りが封鎖されたりされなかったり。そしてこの辺のオフィスから仕事終わりの人々がゾロゾロゾロ・・・ そう、ちょうど仕事終わりの時間だったんですね~。で、この通りが封鎖されていると車が通らないので日本人のワタシに言わせれば「ホコ天」!?

実際デモ行進がないときは普通に車が通行しているし、デモがあってもほんとにデモっぽいのはここと、大統領府前だけ!! あとは家路を急ぐサラリーマンや公務員、そして観光客が断然多い!! 一応デモなので警察が山ほど出動しているのですが・・・ まだじっとりと暑い夕方、みーんな日陰に入って座り込んだりして休んでるぅ~!! オ~イ、仕事してんのか?帰宅途中のおばちゃんが、Protestpolice


「ねえ、ここ抜けて行きたいんだけどダメ?!」
「ダメです。迂回してください」と、休んでいる警官と小競り合い(笑)。結局許してもらえず
「モーっ!! 遠回りじゃないよヨっ!!!」とご立腹プンプン!! デモに関係ない人まで通り抜けできないところが多くなって不便ですねぇ。

Protestbusiness
ソフィアの真ん中、シャラトンホテルとツムの交差点からソフィア大までの間のこの通り、デモ参加者を見込んで国旗やホイッスル、ブブゼラを売る商売っ気たっぷりの人たちプラスメディアの車・・・ そして日によってはなぜかミュージシャンたち、グラディエーターや古代の衣装をつけた男女、さらにはフランス革命の「自由の女神」まで・・・ 「ブルガリアのデモは『クルトゥーレン』(=文化的)なので破壊活動なんてなくて平和的なのサっ!!!」だって・・・ でも、あまりに「文化的」すぎて、国会運営もユルすぎて先に進まないし、ブルガリアの一般の人々の給料も、払う側も「払えたら払うよ」というユルさ、もらう側も「文化的」すぎて、働いた分払ってもらえる保証がなくても仕事をしちゃってるんだよねぇ・・・ 

Protestcenter
ある日には旧共産党本部前にステージ!! そして「ブルガリアを救え!! コンサート」と銘打って大音響でブルガリア人大好きな踊れる音楽が始まりました!! これでみんな輪になってホロを踊りだしたら、こりゃ~もォ、昔の原宿のホコ天、まさに「竹の子族」だよネェ・・・(アラフォーだもんで。若い人にわかるかな?) なんだかお祭りみたい・・・ だったらホントに縁日みたいにキョフテやビール、パラチンキなんか売ればいいのに!! みんないったい何を主張しているのかホントに分かってるのか、それともホントに何か主張してるのか、ひな壇芸人のように目立てばいいのか、はたまた縁日のように楽しけりゃいいのか・・・ まっ、いいのか、ユルーく文化的だから!?  

コメント (5)
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