おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

思えば遠くへ来たもんだ・・・ 東欧の端まで・・・

2013-07-17 01:52:43 | ブログ

山陽地方に住んでいたことがあるのですが・・・ 朝早く仕事に出かける時に線路沿いを走ることがあったのですが、その時、今は亡きブルートレインを見ると、「あっ、やばっ!! 遅刻する~ぅ!!」と思うのと同時に、「嗚呼・・・ この線路は故郷までつながっているんだ・・・」と、ホンのちょっとセンチになったものでした。

Internationaltrain
東欧の小国、もう隣はトルコ、と中東の入り口でもあるブルガリア・・・ 日本への直行便さえもない(最近、中国への直行便ができる、と言う話はあるようですが・・・)この国で、そんな望郷の念に浸って、海援隊のあの歌を口ずさんでしまうスポットがワタシの中に(たぶんそう思うのはワタシだけ・・・と思うけど)あります。それは・・・Sofiatomoscow


まだ日の長いソフィアの午後7時前、下水の臭いと怪しい雰囲気の漂う地下道を通らずに行ける、比較的まともなソフィア駅1番ホームに、大柄なグレーの列車が止まっています。この車両、寝台車で、前の方につながっているブルガリアの客車より一回りデカイ!!Bulgarianukrainianrussian


行き先はモスクワ!! 何両かの青い車両はウクライナのキエフまで・・・Sofiatokiev
 

このホームのこの時間だけはロシア語が飛び交います。人々はこれからの長旅に備え、たくさんの重そうな荷物を引っ張り車両に乗り込んだり、しばらくは吸えないであろう外の空気をいっぱい吸い込むためにノンビリと時間を過ごしています。Sofiabeforeleaving


この乗客たちは終点のモスクワまで行くのでしょうか? モスクワまで行けばそこからシベリア鉄道に乗ってウラジオストックまで行けます。また、ウランウデで分かれてモンゴル経由で北京に、そして乗り換えて上海やチンタオに行けば・・・ 飛行機に乗らずに日本まで・・・

でも、時間もお金も、どれくらいかかるのかな? ロシア人の貫禄のある女性車掌さんに尋ねてみました。「モスクワまでどれくらいかかるの?」

「2日よ。」

「それから何日あったら日本に行けるかな?」(もちろん列車で、という含みで尋ねたのですが・・・)

「モスクワからは飛行機ね・・・」 ・・・ま、そうなるよネ・・・ もし本当に飛行機を使わなければモスクワまで2日、ウラジオストックまで約10日、そして日本までのフェリーが2,3日、最低2週間・・・ う~む、ホントに「思えば遠くへ来たもんだ・・・」 そして「故郷未だ忘れ難く」・・・

コメント
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