MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

さみしい人たち

2005年03月23日 | いろいろ
 スーパーで目を疑うような光景にでくわしました。それも一つではなく3つも....。

 まず、中華総菜のバイキング(パックにつめて重さを量って値段シールを貼り、レジでお金を払うもの)コーナーで、エビチリのエビを手づかみで食べて何食わぬ顔で、ペロペロ指をしゃぶりながら立ち去る70代ぐらいのおばあさんを目撃。
 今みた光景を信じられずに呆然としていると、もう少し若い60代ぐらいの女性が今度はパックに取り分けるための大きなスプーンで、酢豚の肉をそのまま口へ!この女性もそのまま立ち去りました。
 こちらは、ただただ唖然。今までこんな事を見たことがなかったのに、同じ日の同じ時間に、こうも立て続けに出会うとはショックでした。

 その後買い物を済まして、レジへ向かうとズラーッと長い列。最後尾に並んでいると、私の前に割り込んで来たおじさんが足元にドカッとレジかごを置きました。「私が並んでいたのが目に入らなかったのかもしれない。かごの中もお墓参りのお供え物とお花だし、急いでるのかな?」と思っていたら、列が前に進むたびに、足でレジかごを蹴飛ばして移動させるのです。結局レジまでの2メートル以上、足でかごを動かし続けたのでした。
 彼はスーパーを出た後、あの足蹴にしていたものをお墓に供えたのでしょうか?

 若い人のマナー違反よりも、年齢を重ねた方々のマナーの崩壊に、むなしさ・悲しさを感じるのは私だけではないと思います。知っていたはずのこと・守っていたはずのことを守れなくなったのはなぜでしょう?
 周りの人との関係が希薄になって、人前でマナーを守ることですら忘れてしまったのだとしたら、なんともさみしい。
 自分がそうならないとは断言できない、でも「なりたくない!」と強く思いました。
コメント (3)
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