『クリスマスの女の子 The Story of Holly and Ivy』
ルーマー・ゴッデン 作
久慈美貴 訳
福武書店 (絶版)復刊情報を追記しました!
この表紙の女の子の嬉しそうな顔!お人形も、とっても嬉しそうでしょう!
クリスマスに、子どもたちがこんな笑顔を見せてくれる世界が続くといいですね。
女の子の名前はアイビー。お人形はホリーと言います。
二人とも緑の美しい常緑樹「Ivy =キヅタ(フユヅタ)」と「Holly =柊 ヒイラギ」の名前が付いているのです。
クリスマスの賛美歌に「ひいらぎとつたは(The Holly and the Ivy)」(讃美歌第二編第217番)という曲があって、その曲の題名からこの物語ができたそうです。
孤児院育ちのアイビーは自分を待つ「どこかにいるかもしれない おばあちゃんの家」を、おもちゃ屋さんの棚のホリーは自分を待つ「クリスマスの女の子」を探しているのです。
二人の願いと祈りが、クリスマスの日に奇跡を起こします。
奇跡は二人だけでなくて、子どもがいなくて寂しいジョーンズさんの奥さんとジョーンズさん、おもちゃ屋さんの店員のピーターにも幸せを運んでくれます。
大人である私は、子どもたちの幸せよりも、一組の夫婦の幸せにグッときて涙が出そうになりました。
皆が、その人を必要としている誰かと出会えるといいですね。
残念ながら、この本は絶版になってしまっているようです。
福武書店さんも今はベネッセコーポレーションになってますものね。
1989年刊のこの本。ぜひ図書館で探してみてください。
<追記 2018.10.31.>
徳間書店から復刊されました。
・『クリスマスの女の子』
(四つの人形のお話3)
ルーマー・ゴッデン/作
久慈美貴/訳
たかおゆうこ/絵
徳間書店
ゴッデン「四つの人形のお話」の一つとして、表紙は変わりましたが、同じ久慈さんの翻訳で復刊しています。
他の3つのお話も合わせてどうぞ。
<参考>
・The Holly and the Ivy - YouTube
The Holly and the Ivy
賛美歌「The Holly and the Ivy」を聞くことができます。とても素敵なコーラスです。
<追記>
岩波書店から別の翻訳で絵本が出ていました。
・『クリスマス人形のねがい』
ルーマー・ゴッデン 文
バーバラ・クーニー 絵
掛川 恭子 訳
岩波書店 (2001年)
色彩豊かな挿絵がとても素敵です。ただ、こちらはページ数が少ないけれど文字が多いので、『クリスマスの女の子』のほうが読みやすく感じました。
ルーマー・ゴッデン 作
久慈美貴 訳
福武書店 (絶版)復刊情報を追記しました!
この表紙の女の子の嬉しそうな顔!お人形も、とっても嬉しそうでしょう!
クリスマスに、子どもたちがこんな笑顔を見せてくれる世界が続くといいですね。
女の子の名前はアイビー。お人形はホリーと言います。
二人とも緑の美しい常緑樹「Ivy =キヅタ(フユヅタ)」と「Holly =柊 ヒイラギ」の名前が付いているのです。
クリスマスの賛美歌に「ひいらぎとつたは(The Holly and the Ivy)」(讃美歌第二編第217番)という曲があって、その曲の題名からこの物語ができたそうです。
孤児院育ちのアイビーは自分を待つ「どこかにいるかもしれない おばあちゃんの家」を、おもちゃ屋さんの棚のホリーは自分を待つ「クリスマスの女の子」を探しているのです。
二人の願いと祈りが、クリスマスの日に奇跡を起こします。
奇跡は二人だけでなくて、子どもがいなくて寂しいジョーンズさんの奥さんとジョーンズさん、おもちゃ屋さんの店員のピーターにも幸せを運んでくれます。
大人である私は、子どもたちの幸せよりも、一組の夫婦の幸せにグッときて涙が出そうになりました。
皆が、その人を必要としている誰かと出会えるといいですね。
残念ながら、この本は絶版になってしまっているようです。
福武書店さんも今はベネッセコーポレーションになってますものね。
1989年刊のこの本。ぜひ図書館で探してみてください。
<追記 2018.10.31.>
徳間書店から復刊されました。
・『クリスマスの女の子』
(四つの人形のお話3)
ルーマー・ゴッデン/作
久慈美貴/訳
たかおゆうこ/絵
徳間書店
ゴッデン「四つの人形のお話」の一つとして、表紙は変わりましたが、同じ久慈さんの翻訳で復刊しています。
他の3つのお話も合わせてどうぞ。
<参考>
・The Holly and the Ivy - YouTube
The Holly and the Ivy
賛美歌「The Holly and the Ivy」を聞くことができます。とても素敵なコーラスです。
<追記>
岩波書店から別の翻訳で絵本が出ていました。
・『クリスマス人形のねがい』
ルーマー・ゴッデン 文
バーバラ・クーニー 絵
掛川 恭子 訳
岩波書店 (2001年)
色彩豊かな挿絵がとても素敵です。ただ、こちらはページ数が少ないけれど文字が多いので、『クリスマスの女の子』のほうが読みやすく感じました。