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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

信州の秋の味覚 時候坊:新信州郷土料理(妻女山里山通信)

2009-09-30 | 男の料理・グルメ
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 この季節を心待ちにしている信州人はたくさんいるでしょう。信州の天然の秋の味覚といえば、やはりキノコ。その中でも天然もののキノコの代表格が時候坊です。本来はジコウボウですが、転訛してジコボウといいます。いわゆる花猪口(ハナイグチ)です。わが家の山にもたくさん出ます。留山ですが。

 しかし、今年は9月に雨がほとんど降らなかったため、山には時候坊の気配さえありません。鏡台山の中腹の唐松林にも一本もありませんでした。そこで、某日標高1000m以上の森へ時候坊狩りにでかけました。といっても雨が降っていないのは同じ事。そこで、地形図を見て朝晩には霧の巻きそうな湿り気のある森を探して突入。もちろん月の輪熊の生息域なので熊鈴をつけます。登山道からも外れているんで、辺りには人の気配は全くありません。キノコの場所を知られないようにとつけない人もいるようですが、命と引き替えにするほどもものでもありません。

 やはり雨がないせいか、なかなか見つかりません。出るときには、そこいらじゅう道上にまで時候坊で埋め尽くされ、採りきれないほど生えるのですが…。それでも、やっとの思いで見つけたのが写真のものです。甘~い香りがします。滑りがあって枯葉などのゴミが付着するのでさっと湯がいてきれいにします。他にアミタケも採れました。やはり、天然のキノコはひと味もふた味も違います。時候坊のパスタもいけます。

 手打ちうどんでキノコほうとうにして、秋の味覚を堪能しました。ひと雨あったので、これから次々と出るでしょう。イグチ科のキノコは、毒キノコは少ないのですが、それでもドクヤマドリなど毒キノコはありますし、ニガイグチのように毒ではなくても間違って煮ものに入れると苦くて料理がだいなしになるキノコもあります(昔、経験済み)。毎年中毒事故が出ています。俗説や図鑑だけに頼るのは非常に危険です。シロシメジと間違えてドクツルタケを食べてしまった例さえあります。クリタケそっくりなニガウリタケも死亡例があります。クサウラベニタケの中毒は、ベテランでも間違えることがあります。決して興味本位できのこ狩りに行かないようにお願いします。

★新信州郷土料理は、MORI MORI RECIPE(モリモリ レシピ)をご覧ください。時候坊料理のレシピやブナハリタケ、マスタケなどのレシピもあります!

★鏡台山のトレッキングを、フォトドキュメントの手法で綴るトレッキング・フォトレポート【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】にアップしました。3ページ目にはアサギマダラ特集もあります。どうぞご覧ください。
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