~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

民話の心

2009-11-28 09:16:10 | 日記
試験が近づくと、うちの息子は「勉強しなくっちゃ!」
と言いながら、まるで冬眠に入ったようによく寝るのです。
仮眠してからやろう!と9時ぐらいからベッドに入り、
そのまま朝を迎えてしまうのです。
ベッドがいけない!と、机の上にうつ伏して仮眠をとったら、
気がついたら朝4時で、引き続きベッドで寝たと…
その息子の姿をイライラしながら見ていた私は、ふと気がついた
のです。
「三年寝太郎と言う民話は、寝太郎がすごいのでなく、寝ている
寝太郎を見守っていた親が偉いのだ。」と…
そうやって考えると、民話の奥の深さが見えてきます。
私の知人が、老人ホームで「さる かに」を語った時、
さるが木の上から、熟した柿を自分が食べ、渋柿をかにに
ぶつける場面に来た時、一人のおばあさんが、
「あった。あった。そいう時もあった!」と言ったそうです。
おばあさんは、このさるに自分の人生を重ねていたのです。
そういえば、私にもありました。
自分の人生は自分のものだからと、突っ走っていた時どれほどの
渋柿を親にぶつけたことか…
民話とは、働いて働いて働いてきた民衆の中から生まれ、
語り継がれてきたお話です。そこに生きた人々のいろいろな
思いが詰まっているのでしょう。
民話を採集し、今に甦らそうとしていた私の父は、よく
「民話の心」と言ってました。
「お父さん!うちの寝太郎のお陰で貴方が伝えたかった民話の心が
ほんの少し解った気がしました。」
 試験が終わり、うちの寝太郎が目覚める時がやってきました。
寝太郎の親になり切れない私には、まだまだこの修行が続きそうです。
 親の心とは民話の心なのでしょうか お父さん!
コメント (6)
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