~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

想う

2010-09-05 14:17:58 | 日記
空は高くなり、日は短くなっているのに暑さだけは立ち去ろうと

しない、季節のバトンタッチに手こずっているのだろうか…

この夏、あまりの暑さに祭壇に供えるお水に氷を入れていました。

子供は冷たいものが大好きですし、息子もよく汗をかきかき

かき氷を作っていたから…

今朝、お茶碗に氷を入れた途端、こんな事しかしてやれなくてと、

涙が溢れてしまいました。

「お母さん、分かっている筈なのに…」と言う息子の困った顔が

見えるような気がするのに…

そう、分かっているのに、分かっているのに突然襲われるように

飛び出してくる感情があります。

お母さんだからという思いに、包みこんで又日常へと戻って行くの

ですが…

その時の涙は、まるで夕立のようです。

そして、泣くだけ泣くと夕立のあとの虹を見るように、想いを天に馳せ

繋がっている何かを感じるのですが…

主人も次男も、こんな気持ちになる時があるのだろうか…

そんな時、やっぱり「お父さんだから…」「弟だから…」という

ことで、気持ちを納めているのだろうか…

「お母さん、泣くならもう、氷なんか入れなくていいよ」

あの子ならきっと、そういうはず…

こんな涙がでるのは、やっぱりどんなに暑くても季節が秋に向かって

いるのかもしれません。

あの子の逝ってしまった秋に…
コメント (2)
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