~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

人生三度目の絵本

2010-09-27 20:44:02 | 日記
柳田邦夫さんが、大人こそ絵本を!と言っています。

そして、絵本は人生に三度と…

最初は子どもの時親から読んでもらう絵本。

自分が親になって子どもに読んであげる絵本

人生の後半に自分自身に読む絵本

この人生後半の絵本は、深いものがあります。

柳田さんは「心が枯れ、感情が衰えがちな人生後半、

あらためて絵本を読むと、悲しかったこと 辛かったこと 

嬉しかったことなど、人生経験が 絵本の物語に重なってきて

なんともいえない深い味わいや感動や心のやさしさが蘇ってくる。

と言っています。そして、幼い日に絵本に親しむことは、

生涯の「心の故郷」づくりでもあると…

柳田さんは月に一冊自分の為に絵本を買おう!と呼びかけています。

私も、自分の為の絵本を買っていましたが、いつの間にか間が

空くようになっていました。

柳田さんの講演会で「あの路」と「でも、わたしは生きていくわ」

という二冊の絵本を買いました。

両方とも、親を失った子どもが主人公です。

深い悲しみを抱きながら、未来に向かって心をひらいていく子ども達

悲しみの中から、生きなおす力が芽生えていく子ども達

「でも、わたし生きていくわ」の絵本では両親を失った少女が最後に

「悲しみはきえないけれど、いま、わたしはしあわせ」というのです。

本当にそうです。悲しみは消えないし、無理に消すこともない

悲しみはあってもしあわせは感じられるし、しあわせになれる。

悲しみを持っているということは、深い本当のしあわせに出会える

ということかもしれません。

味わい深い絵本達に出会いました。

ちょっと照れるが、いつか息子に読んであげたい…
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