明日は立春。
でも、手袋をして自転車をこいでいたら、手がかじかむほどの
寒さでした。
昔の人は、この寒さの中にも春を感じていたのですね。
昨日の新聞に、「被災地にパチンコ店がはやるワケ」いう記事が
載っていました。
被災地でパチンコ店が、いち早く復旧し賑わっているそうです。
正月営業は、前年比大幅プラスで、震災の影響が残る店もあるが
今年は、全体でプラスに転じるのではないかということです。
「震災前はあまりやってなかったが、津波で息子を失い
仮設に来てから、知り合いもいなく、やることもないから」と
いう人…
震災後、厳しい現実から逃れる為に、パチンコ店を訪れ
深みにはまる人も多く、孤独を深めた被災者がギャンブルや
アルコールに依存していく悲劇が生まれているそうです。
出玉箱を5つも積み上げていた女性の処に、中学生くらいの
女の子が来ると、女性はその子に千円札を渡したそうです。
女性はその子のお母さんで、夕飯を食べてくるようお金を
渡していたそうです。
震災の後、「がんばろう日本!」「絆」が合言葉のように
この国を飛び交いました。
その陰にある、こういう現実にも目を向けていかなければ…
記事の最後は「誰かを責めて解決することではないだろう。
被災地の闇をパチンコ店の青白いネオンが寒々と照らしていた」
という言葉で結ばれていました。