~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

魂に響くということ

2013-08-12 22:48:30 | 日記
文芸春秋の9月号に、初女先生と辰巳芳子さんの対談が載って

いました。

「いのちを守り、心を救う食卓」というタイトルが、お二人の

食に対する姿勢を端的に表しているようでした。

その中で、初女先生が語られていた養護施設の女子高生の一言に

ハッとさせられました。

イスキアでは毎年、夏休みに養護施設の女子高生を3泊4日で

お預かりして一緒にご飯を作って、少しでも家庭的な雰囲気を

味わってもらおうということを続けて、今年で10年になる

そうです。

初女先生は「そういう苦労をしている子は、他人の気持ちを

思いやることができるんですね。

昨年、ある子が『初女先生が生まれてよかった』と、感想文の

中に書いて来たんです。驚きました。

苦しみを通った子供さんというのは、やはりなにか違いますね」

と、語っていたのを読んで、私は衝撃を受けました。

私は、今まで初女先生に出会えてよかったと、言い続けて

来ましたが、初女先生が生まれてよかったと、言ったことは

ありませんでした。

初女先生が大好で、心の底から敬愛してますが、

この少女の思いの深さに、ひざまずく思いがしました。

先生は、言葉を超えた行動が魂に響くと言われていますが

まさに、この言葉の通り、先生の行動が少女の魂に響き、

「初女先生が生まれてよかった」という言葉になったの

でしょう。

初女先生も少女もすごい!

暑い夏の日に、涼やかな風に吹かれたような気持ちに

なりました。

コメント (4)
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