今日は2月の寒さになるというのを聞いて、
体調がいまいちで、ずっと延び延びになっていた、
「みそ作り」を決行したのです。
去年は、初女先生は大豆を指で潰すというのを
聞いていたので、やってみたら腱鞘炎になりそうに
なったので、今年はすりこぎで潰すことにしました。
ミキサーを使うと早いのですが、食材のいのちを
考える初女先生を見ていると、ミキサーは
有り得ないことなので、すりこぎで潰したら
指よりは楽でしたが、それでも大変で一日がかりの
味噌作りとなってしまいました。
昔はきっと家族総出で、一年分の味噌を作ったの
でしょうか。
こういう手仕事が、人と人とを繋いでいく、そういう
風土にあったのですね。
初女先生は、毎年養護施設の高校生をイスキアに
よんで、家庭的なことを伝えたいと、夏休みに
お味噌つくりをしているのです。
お味噌つくりを教えて、果たして何人の子が
お味噌を作るでしょう…
先生は、この手仕事を通し、言葉では伝えられない
大切なことを、やがては母となるであろう少女達に
伝えようとしているのだと思いました。
大豆をすりこぎで潰したのに、なぜか今年も
腱鞘炎になりそうな痛さがあります。
かめに仕込んだお味噌には、「有難うございます」
という紙と、初女先生のおむすびを結んでいる
チラシを貼りました。
言霊と初女先生のエネルギーで、美味しいお味噌に
なりますようにとの願いをこめて…
今年の味噌作りが終了しました。