昨日、今日と書展の朝のお当番で「いざ、上野!」でした
30分早く着いたので、スタバでコーヒーを買って、
戸外のテーブル席で、一人お茶を飲んでいると
木々の緑のあまりの美しさに、思わず見とれて
しまいましたが、ふと ここは東京大空襲の時に
甚大の被害を受けたところだと思った時に、
大きく育った木々たちは、平和の象徴のように
感じられました。
そして、その木の下でコーヒーを飲んでいる自分も
また、平和の1風景の中にあるように思えたのです。
書展の受付をしている時、ある先生に「山崎さんの
作品は、明るいからいいや」と言われ、びっくりしました。
小さい時から、暗いと言われて、結婚してからは
主人から「君は暗いから」と、言われ続けてきた
私です。
その私が書いた作品が、明るいなんて…
これは、きっと創の力かもしれないと思いました。
創は、めちゃくちゃ明るい子で、クラス替えのとき
「山ちゃんがいると、クラスが明るくなるから」と
創がいるクラスの担任は、他の先生達から
羨ましがられたというほど、明るい楽しい子でした。
そんな創が、明るさのカケラを私の心に残して
行ってくれたのでしょうか…
だから、暗いと言われてきた私が明るい作品を
書くことができたのでしょうか…
まだまだ、私の書きたい「創」には程遠いけれど
あの子の明るさが書けたということが、何より
嬉しいです。
新緑の木々の間を吹く風は、どこまでも優しく
風の乗って運ばれて来る、小さな幸せを感じ
ながら歩いていました。